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2006年02月20日(月) 集配局整理 / 容器への(素朴な)疑問 / モーガン・フリーマン…を語るはず

日本郵政公社は2007年10月の郵政民営化スタートまでに、過疎地や郡部の約1000局の郵便局で集荷・配達業務をやめ、窓口業務だけを行う「無集配局」にする方針を決定しました。
現在4700ある「集配局」は、民間宅配業者に比べ「複雑で重複が多い」と指摘されてきたのですが、それを整理して輸送経費や人件費を圧縮するのが目的で、竹中郵政民営化担当相は「『原則として』今までのサービスは維持される」と公約しているのですが、労組ではサービスの低下が懸念されているようです

まず、この話を読むと国営企業の怠慢が浮き彫りになります。国営でやってきた時には「重複なんて関係ない。兎に角思いつきでだらだらやるさ」とやってきたのですが、いざ民営化となって他企業と競争をする段になると「このままではやっていけない」と突然改革を行わざるを得なくなるふざけた体質です。国鉄も電電公社もそうでしたが、民営化されるにあたってどれだけの組織改編とリストラがあったでしょう。そして、それが国営時代に発揮されていたならどれだけの税金の無駄遣いが圧縮できた事でしょう。これはもう犯罪の領域にはいるのではないでしょうか。
また、郵政公社が「(民間宅配業では出来ない)きめ細やかな地元に密着したサービスができる事が「郵便局」の強みだ」と言っていたサービスを民営化する時点で捨て去ると言う事は、自ら長所と言っていた部分とは「民間企業では実現不可能な税金の無駄遣いの上に成り立った冗長なサービス」だったと言っているようなもので、それこそ郵政公社は不要であると自分の首を絞める言動に他ならないと私は思っています。改めて郵政は民営化し、(国営資産の独占などを目論まない)公平な立場で既存企業と競争するべきだと感じました。


容器への(素朴な)疑問

先日から、ちょっと喉の調子がおかしいのでちょっと贅沢ではありますが、(のど飴は高くて買えないので)のど飴の代わりになる物を試しています。先日買ったのは下の写真の「MINTIA(ミンティア)」というものです。
MINTIA

小さな錠剤タイプのもので、これはリンゴの香りが口の中に広がってさわやかな気持ちになると言う感じです。味はまぁまぁです。甘味料としてソルビトールを使っているのはどうよと思いますが、まぁ健康を害す程ではないと思い込んで口にするしかないですね。
この商品だけか他の類似品も同じかは判りません(ビンボなので買って確かめるなんて贅沢は出来ませんので)が、この商品、中之条剤を取り出すための口が側面に開いています。
ケースの取り出し口

その取り出し口の内側に四角い枠があるのが判るでしょうか?この四角い枠、ちょうど錠剤が収まるんですよ。
錠剤が乗った状態

確かに、口を閉じた状態で、半透明のケースを通して錠剤を取り出し口に誘導すると、錠剤がこの枠の中にきちんと納まるのが見えます。このまま取り出すことができれば、1粒ずつ確実に取り出す方法として工夫されたものなんだなと素直に思えるのですが、実際この状態でふたを開けてみると、見事錠剤がケースに引っかかって、「黒ひげ危機一髪」のように見事空中にジャンプしてしまいます。それを空中でキャッチするのも楽しいことは楽しいですが、ママに「食べ物で遊んじゃいけません」と言われた良い子は多いはず…単なる強度補強のためのリブという事なのかもしれませんが、ぴったり錠剤が入る大きさになっているだけに、この枠の意味が気になって仕方がありません。どなたか新しい説または正しい理由を知っていたら教えてください。


モーガン・フリーマン…を語るはず

BSで再放送されている「モーガン・フリーマン自らを語る」という番組を見ています。

「lunatic's映画評」という映画のためのブログの冒頭でも明言しているのですが、私は俳優や監督の名前をできるだけ覚えないようにして居ます。それらを覚えてしまう事でできる先入観や偏見をできるだけ排除したいという屁理屈からです。実際には人の名前を覚えるのが苦手と言うだけかもしれませんがね。そんな私でも、どうしても覚えてしまう名前があります。余りにも印象が強い人ですね。このモーガン・フリーマンという俳優は、つい最近まで名前は覚えていないけど、私が選んでみる映画のあちこちに出ている人と認識をしていました。駄作と思える「ビッグ・バウンス」でも好演をしていましたし「ショーシャンクの空に」や「ドライビングMissデイジー」でも素晴らしい演技をしていました。印象を全て断ち切る方が難しいです。

名優だから話がうまいとは限らない…これは「名選手が名監督に非ず」と言う言葉でも証明されているでしょう。野球の選手としては素晴らしい功績を残した人でも、必ず名監督になれるとは限りません。逆に選手としての成績は芳しくなくても名監督になれる可能性は低くないのです。海外のスポーツの現場では、選手としての経験が無い、理論を学んだだけの人がその国のオリンピック代表チームを率いる監督に就任したとかそんな実例もある位です。俳優の方も同じで、どんなに役に入ったら素晴らしい演技を出来る人でも、それら俳優達が全て役以外の場で悠長に、流暢に話が出来ると言う訳ではないでしょう。私は邦画についてはかなり手厳しい偏見を持ってしまっています。それは俳優のせいではなく、映画環境のせいでしょう。金がないから陳腐な設定、陳腐な脚本しか書けず、少しでも人を呼び込みたいから演技など二の次で有名な人を出演させざるを得ない。大いなる悪循環です。そんな中でも真の俳優と言える方は何名もいらっしゃると思います。が、日本の場合は名優と言える人の多くは、映画を離れた場所では寡黙で口数が少なく、おしゃべりが楽しいとは言えないかなと思えます(それを含めて素晴らしい人柄だというのはあり何ですがね)。ところが、所謂ハリウッド・スターといわれる俳優の多くは、映画以外の場所でも人を引きつける話をする人が多いですね。今回のモーガン・フリーマンもその1人で、話を聞いていると、その間の取り方、話題の作り方、話の構成…本当に素晴らしいです。

西洋礼賛なんてつもりはありませんし、お国柄として日本の俳優さんは日本人としての良さを持っていらっしゃる事も理解はしていますが、日本の映画業界が斜陽産業となってしまっているのは、こういう俳優さんの営業努力が足りないせいという事もあるのかな。と改めて実感してしまった次第です。
特に、偏見を持って言わせていただければ、●▼軍団なんて大人として聞いて恥ずかしくなるような名前を気取ったように名乗って、どこぞの損保のCMで幼稚園児並みの演技をしている人たち…それぞれは名優と言われる人もいるのかもしれませんが、そして人間的には素晴らしい人もいらっしゃるのだろうとは思いますが、これらの人が出た映画で説得力のある脚本に出会った事がないのは、脚本家や監督が無能な事もありますが、あなた達に向上心がないのに偉そうにしているからなんじゃないの?と声を大にして言いたい訳ですよ。お山の大将、井の中の蛙はやめて、もっと広い世界に目を向けて向上心を持って取り組んで欲しい欲しいものです。

はぁ…私はフリーマンの素晴らしさを書きたかったのに、いつの間にか斜陽産業への嘆きになってしまいました。ごめんなさい。


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