The Green Hills of Earth
秋篠宮家から懐妊の発表があったそうで、それと2日後に迫ったトリノオリンピック。これから数日はこの話題で持ちきりなんでしょうかね。
先日、デジタル一眼レフカメラ(Nikon D70)が壊れたと思ったら、無償修理対象の不具合だったと言う話をしました。(link) 早速Nikonサービスへ持ち込んで来たのですが、代替機をいじってみてびっくりです。メニューが華やかになっています。私が使っていたヤツと違うように思えます。なにより私が使っている512MBのCFカードは私のカメラではフォーマット直後で47枚(撮影可能/RAWファイル)という表示なのに、この代替機は60数枚の表示が出ているのです。慌ててNikonサイトを覗いてみたら、私が1.03にファームアップして数ヶ月後にVer.2.00がリリースされて居るんですね。撮影可能枚数も概算からファイルサイズを使った計算になって、より精度が上がったようです。はぁ…ここでも取り残されていましたか。ファームアップもやっておいてくれるでしょうか。今回の不具合対応で電気系統がそう取り替えになるとの事で、ストロボの不具合も一緒に直ってしまうのではないかと言う話をいただきました。そうだったら嬉しいなぁ… そんな事を思いながら、試し撮りをしてみたのですが、何が悪いのかUSB接続をしてパソコンへ画像の転送ができません。これができないと困っちゃうんだけどな。取り敢えずサポートページからファームアップ後の取扱説明をダウンロードして確認してみます。なにかケチがついて居る気がしてなりません。
はぁ…代替機のD70で撮影をしてみたのですが、2つ問題が発生しました。 1つは、借りる前にしつこく確認をした事なのですが、画像の名前となる連番機能の継続についてです。 私はカメラの画像管理はHD保存を基本としています。CDやDVDに落として保存している人が多いかと思いますが、私は今ひとつCDやDVDメディアの耐久性を信じられず、取り敢えずそれでも保存はする事もありますが、HDで保存し、別のもう1台のHDに自動でバックアップをとって万が一の時に備えていると言う状態です。そして、そのHDの中では画像閲覧、整理にはAdobeのPhoto Albumを利用しています。このソフトを使えば(似たような機能を持つソフトは多いですが)、パソコンに繋がったストレージの画像データ、動画データを全て一元に管理して日付順に並べたりしてくれるので、以前は自分で日付毎のフォルダを作って保存したりしていたのですけれど、このソフトを導入してからは、フォルダはカメラ名称にしてそのカメラで撮った画像は全て1つのフォルダの中に放り込んでいる状態にしているのです。 カメラのファイル名連番機能によって自分が今までに撮った撮影枚数も判りますし、その名前が基本的にダブる事はないので、1つのフォルダの中に安心しておいておけます。ところが今回、カメラの基盤をごっそり入れ替えると言う修理になりそうなので、当然ながらカメラの中でそれらの設定値を保存しているメモリも新しいものになってしまうか初期化されてしまう事が考えられましたので、修理に出す前に電話でしつこく確認をして、「それは戻ってきたカメラで連番機能をONにして、以前の画像データが入ったCFカードを入れればその番号の次から続くはず」と言われたので、代替機で試したのですが、実際には新しいフォルダが作られて、番号は1番から始まってしまいました。 もう1つの問題はUSBでのデータ転送です。 私は全長20cmくらいの短いUSBケーブルを常にD70に付けたままにしています。それで必要になればパソコンの前に持っていってUSBケーブルを繋いで転送をするのです。今回試し撮りした画像を転送しようとしたのですが、パソコンがカメラを認識しません。どうした事でしょう… 結局、連番機能はリセットされてしまい、それを元に戻す手段はないのだそうです。 撮影をする度にそのカウンタ値は更新されたものが記憶されるのですから、カメラからは書き込みができています。多分それはMENUでの設定項目と同じ場所に保管されているでしょう。カメラがその機能として読み書きをしている所ですから、そこのデータをCFカードなどに読み出したり、書き戻したりする機能があっても良いと思うのですが、なんと今のNikon製品にはそのような機能が欠落しているのだそうです。 設定値の読み出し、書き込み機能は不要なのでしょうか。 例えばプロ登録をしている人は画像の管理はどうしているのでしょう。仕事日毎にフォルダを作って管理をするからファイル名は何でも良いと言う意見もあるかもしれませんが、ファイルを探す時、同じ名前が重複して存在するようだと検索も大変な事になってしまいます。 プロ登録をするような人であれば、カメラ店からカメラを借り出して撮影をするような機会もあるかと思います。今回のような修理に出して代替機を使う時も同じ事ですが、その時に自分のカメラで設定しているパラメータを別の機械に気軽に読み込めたら、更に使いやすくなるのではないでしょうか。折角そこに設定したデータがあるのに、それを持ち出せない事に不満はないのでしょうか。 私が自分の仕事で設計をするソフトウェアはMENUで閲覧・設定できる項目の読み出し保存、書き込み機能は付けます。機械は壊れます。だからこそ、設定値を退避しておき、いつでも書き戻せる機能は必須と考えるのです。こんな事は私には「基礎中の基礎、ソフト屋なら赤ん坊でも知っているべき事」ですので、そんな基本的な機能がない事に今更ながらびっくりした次第です。これがD70だけの問題なら「まぁD70は入門機だから機能が制限されているのは仕方ないか」と諦める事もできます。けれど、どうも相手の話しぶりからすると今のNikonのカメラは共通してそう言う機能が無いという事らしいんです。そう言うものなんですかねぇ… まぁ、無いものは仕方がないので、「D70-2」フォルダを作って今後はそちらに保存するとすれば良いのでしょう。けれどやっぱり釈然としないなぁ。USBの方もケーブルを別のケーブルに変えてみましたが症状は変わりませんでした。普通にデータ転送を行うための「PTP」でも、Nikon Captureでカメラをコントロールする時の「Mass Storage」でもカメラはパソコンに認識されません…まぁカードリーダを持っているので、カメラからCFカードを取り出して、カードリーダ経由なら読み込みができますからそれで対応する事にしました。何日あるか判らない代替機のUSBが壊れているかどうかは重要ではありません。撮影さえできればいいですからね。 …一度ケチがつくとずっと気になっちゃうんですよね。もし今金があったら多分明日にはNikonを下取りに出してCanonを買っていたかもしれません。そう言う衝動行動を抑制できるのも貧乏の良いところですね。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |