The Green Hills of Earth
2006年01月09日(月) |
10段 / 高校サッカー / 本当は? |
柔道の総本山である講道館は、8日、3人を22年ぶりに最高位である10段への昇段させる事を発表したそうです。
今回昇段した3人の年齢はそれぞれ79歳、80歳、83歳で、それぞれが柔道界の重鎮だそうです。全柔連の事務局長は「柔道界の活性化に繋がる。選手にも指導者にも励みになる」とコメントしているそうですが、果たしてそうなんですかね。 私がひねくれていると言われたらそれ間ですが、今までにも何度か書いてきましたが、「神聖な道場」とよく言いますが、「神聖」って言うのは不浄の女性を排除した男だけの世界で初めて使われる言葉です。今時の社会通念がどうかという事には関係なく、遙か昔から続く伝統ですから、それはそう言うものなのです。そこに「女子」を入れた時点で「神聖」なんて言葉は陳腐化してしまっている訳です。実際、伝統がどうあれ女子柔道ができた事には反対をするものではありませんが、ともとがクラス分けなしの無差別でポイント性ではなくどちらかが勝つまでの真剣勝負だったのに、軟弱な点取り合戦にしてしまっておもしろみが全くないダンス競技に成り下がってしまったように思います。まぁ近年の柔道に魅力が無くなった、活性化が必要というのは良く分かりますよ。
ただでさえ昔に比べ(見るスポーツとして)魅力が無くなった柔道に、今回の昇段で活性が付くというのはどういう意味なのでしょう。柔道に携わらない、見るだけの野次馬としては、柔道の段位とは「年齢に関係なく実力で奪い取る力(格好良く言えば、心技体)の証明」だと思っていましたが、今回の昇段は、力の証明ではなく、事務的な貢献で功労賞的な意味合いとして与えられるものという訳です。それとも、この3人はその年齢にかかわらず、今でも現役で、例えば年末にお茶の間を賑わせたオガワやヨシダなども手玉に取る凄い強さをもっているのでしょうか。もしそうであれば、私が見た記事が悪いという事です。その強さから昇段したとは書いてはいませんでしたからね。そうだとしたらこの雑文はなんの意味もありません。まぁ、今はそうではなく私が参照した記事の通りだと言う前提で書きますけれどね。
実力で段位を勝ち取ったのであれば、それは一筋の光として、努力を続けた結果柔道の神様と認定されましたという素晴らしいニュースとも言えましょうが、柔道に関係なく事務レベルの功労賞で昇段なんて野次馬から見たらちゃんちゃらおかしくて、「また柔道界がくだらない事をしているね」としか思えないですよ。日本のスポーツ界が強くなれないのはこういうおままごとをやり続けているからなんですよね。先日の女子フィギュアもそうですが、まぁそちらは年齢制限もあった訳ですけれど、実力がある選手が台頭してきても、今まで育ててきた(力の劣る)選手がいるから、それを捨てられないと人情話を前面に出したり、今回のように今まで頑張ってきたから昇段させるなど、その浪花節は日本人的であって、多くの人が好む話ではありましょうが、スポーツという勝負の優劣が順位を決める場面では一番最低の選択方式だと言う事です。幼稚園児がお友達同士でおままごとをやっているのと一緒です。自分たちだけで世界を作っておててつないで仲良く遊んでいるけれど、一歩外から見たら全然世間に通用しない世界。そんな功労賞は段位とは別の所で敬意を表せばよいのではないのでしょうか。結局は、記事の通り(世間には呆れ果てられても)選手や指導者(だけ)にも明るいニュース」なんでしょうかね。 柔道に携わる人、柔道の大ファンの人には「何も知らないくせに」と怒られるかもしれませんが、柔道に携わらない野次馬の目からはこのように見えますよ。
鹿児島実業対野洲…とっても素晴らしい試合でした。実際の技術力は差があると思いますが、でも、確実にJ1の下位チーム同士の試合を見ているより遙かに見応えがありました。これは「球蹴り」ではなく「サッカー」でした。 まぁ、言ってしまえば「低いレベルで実力が伯仲しているから凄く見えるんだ」と言う事になるのでしょうけれど、でも本当、最近の低年齢のサッカー技術の進歩は目を見張る物がありますね。これが何年か先のJ1を見応えのある物にしてくれる元になるかと思うとわくわくしてきます。最後の最後まで「手に汗握る」という表現がぴったりの緊迫した試合堪能しました。
ただ、途中でアナウンサが野洲の青木(だったかな)について、「他にはサッカーの腕を買われて推薦で入ってきた選手もいたが、青木は推薦枠に入らず普通に試験を受けて入った。」「エリートに見えますが、実は雑草の選手です」なんて話をしていました。それは普通に頑張った選手なんだよと言いたかったのかもしれませんが、とっても失礼な言い方だなと思いました。選手関係者から苦情が来たっておかしくないよ…
昨日日本テレビの「 卍くりぃむVS 芸能人卍卍爆笑どっきり作戦卍仕掛けに金かけすぎて交通費が出ませんSP 」って番組を眺めていました。他の事をしている間テレビが付けっぱなしになっていた状態です。 ただ、一カ所だけ目が釘付けになってしまった部分があるのです。それは、「ペナルティ」のワッキーにいたずらを仕掛け、透明な湯船に素っ裸のワッキーを入れたまま町を練り歩いてワッキーをパニックに陥れ、その直後に一発ギャグをかませるかってヤツだったんですが、あれって本当に全裸で町を練り歩いた訳じゃないんでしょ? そんな事をできるほど日本の社会って裸に寛大じゃないですよね。うーん、本当のところはどうなっているのでしょうね。 正直、裸を晒すギャグって言うのは好きじゃないので、どちらかと言えば見ていて不快に思ったのですけれど、どうして(どうやって)この企画が放送できるのか、その実態を知りたい物だなとちょっとだけ興味を持った次第です。
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