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2005年09月06日(火) 160万円 / 貯水率 / 三菱

歌手の忌野清志郎さんが新宿区内で160万円の自転車を盗まれたのだそうです。
ま、芸能人っていえばベンツとか、フランクミューラーみたいなバカ高い時計とか、宝石のように薄っぺらな本人の格をごまかしてくれるブランド物…いや、値段の高いものを好むようですから、自転車までこんなに値段を掛けるのね。なんて思っていたんですけれど、ふと考えたら、自転車で160万円って、確かに高いことは高いですけれど、別にそんなに凄い値段って訳でもないかなとも思えてきました。私が以前乗っていた自転車(MTB)もフレームはオーダーメイドでシマノのXTRを奢ったらかなりの値段になりましたし、私が未だひそかに狙っているPocketRocket+campagnoloのレコードフルセットだとそれだけで100万円を超えてしまうと思います。ですから買えないんですけれどね。自転車は自分の力で走るものですから、兎に角最後に行き着くところはオーダーメイドです。フレームのサイズをきちんと自分に合わせて作ったものと市販の出来合いのフレームでは、たとえ材質が同じでも走りやすさが全然違います。そしてオーダーメイドのフレームとなればどれくらいが相場なんでしょうね。私の場合は25万円位したと記憶していますけれどね。それでも安い方だと思います。材質や色にこだわれば、値段は天井知らずなんじゃないでしょうかね。
そうやって考えてみたら、160万円の自転車って、まぁ誰にでも変えるという値段ではありませんが、それが趣味なのであれば特別に目を引くような値段ではなかったのね。特にそれを飾っているのではなく実用にしていたのであれば、本人にとってはお手ごろなものだったのでしょう。それにしても「KIYSHIRO」って大きくペイントされているそうですから、そのままではどこにも売れないし、目立ちすぎるような気がします。盗んだ人はどうするつもりなんでしょうね。そこにちょっと興味があります。
あ、当然ながら、まともな形で出てくることを祈っています。


貯水率

台風14号の通過に伴って、それまで貯水率が2.3%と殆ど渇水の状態だった高知県の早明浦(さめうら)ダムは一気に貯水率が100%になったそうです。
早明浦ダムって何の為に作られたんでしょうね。
  • 用水確保
  • 発電
  • 治水
この辺りが目的のようですが、発電量はゴミみたいなもので、これは、このダムを作るために「発電『も』できる」と役所が住民をごまかすためにつけた「どうでも良いもの」と言う気がします。そして治水もねぇ…果たして困っていたところがそんなにあるんでしょうか。更に用水確保…「早明浦ダムの貯水率」が話題にならない年って最近ないような気がします。毎年、夏になると渇水に悩んでいるっていう事は、このダムって何の為に作られたのかわからないダムっていう事になりませんかね。つまり、役人が人気取りのため、地元に工事を誘致するため、どこかの建設業者から裏金をもらうために作られたダムって事なのでしょうか。確かに最近の日本の気象は、今までと違ってきているという気もします。しかし、確かに台風や局地的な大雨という現象がおきているのは確かですが、ダムなんかを作って地下水形を分断したり破壊したりせず、山の整備を計画的に行って保水力を確保すればこのような状況でも安心していられる土地ができているはずですがねぇ…

兎に角、ダム湖がたった一日でほぼ0%から100%になるって、雨が凄かったのか、ダムが情けないのかどっちなんだろうなぁ。凄く興味ある事だなぁと思った次第。何より、取水制限が取れたのは何よりですが、後は人災的被害が起きないことを祈っています。


三菱ふそう 60車種認可へ

三菱ふそうトラック・バスが昨年5月以降に「形式認証」を申請してた60車種について、国土交通省は新車販売を認める決定を下したそうです。

去年の5月からと言うと、通常よりはかなり長いようです。リコールなどの問題があった部分の対応について、資料の提出を求めるなど、通常以上に審査に時間を掛けた結果だという事ですが、私はどうも納得ができないですね。三菱がやったことは、「やります」といっておいて、裏ではやったことにして実は全然やっていなかった。そんな嘘を長い間突き通してきた訳で、その体質が問題になった事件だったのですから、今回は他の会社とは別個にもっと長い期間の実装実験を課すなどの机上の空論ではない、実際に目に見える形の成果をもって許可をするという方式で望んで欲しかったと思います。多くの人はもう、三菱自動車の恐怖を忘れているかもしれません。しかし、企業が率先してリコールを隠した結果、本人は全く意識せず人間爆弾となって特攻機に乗せられていたという自体が確かにそこにあったのです。企業が質の悪いテロリストだったのです。私はそういう観点から三菱自動車は解体して企業を潰すべきだと思っていましたし、今でもそう思います。それが責任の取り方なんじゃないかな。しかし、面の皮が厚く、そんなことはしないというのであれば、何十年とユーザーや役所をだまし続けてきたその報いとして、いや、恨みつらみではなく、単に失墜した信用の代わりとして、実際の態度でその信頼を取り戻せと思うという事です。なのになぜ、今回国土交通省は図面を見ただけで「信頼できる」と判断したのでしょうか。どうして、そういうところをきちんと検査しなければならないのではないでしょうか。結局は三菱関係のどこかから「早く許可してしまえ。今なら国民はこっちは見向きもしないぞ」という圧力でも加わったという事なんでしょうかね。


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