The Green Hills of Earth
2005年07月20日(水) |
ニュースから(福知山線の乗車率) |
- 福知山線、乗車率は事故前の93%
- 福知山線が運転を再開して1ヶ月が経ったことを受け、JR西日本は定例会を開いて、その中で事故後の乗車率が事故前の93%程度であることを社長が明らかにしました。
完全に復帰していない現状について、「まだ信頼を回復できていない」と今後も努力を続ける旨を述べました。
事故を見た人、事故車両に乗って助かった人はそれなりのトラウマを持つかもしれないですが、それが7%もいるとは思えません。そして事故を起こした路線だから乗りたくないと言うことで乗らなくなった人もそんなに多いとは思えません。どうなんでしょうね。家から徒歩10分で行ける駅があるのに20分かかる駅に通うんでしょうか。私は嫌だな。だって、今回はたまたまこっちが事故を起こしましたが、次回はどこで事故がおきるかわからないんですよ。どこの会社の運転手がどんなミスをするかもわからないし、どこの会社の車両がいつ予想を覆して壊れるかもわからないのです。事故をある程度人災だとしても、整備士や運転手が怠けたりした結果として大事故がおきるその確立はかなり低いんじゃないかなぁ。その為に毎日苦労しているなんて私は絶対に嫌ですね。神奈川県警や三菱自動車みたいに何度失敗しても、世間一般には通用しない言い訳でも、厚顔無恥そのままに平気な顔で居直る役所みたいなのがありますので、そういうところが運営してる鉄道会社だったらさっさと見切りをつけて引っ越すしかないでしょうけれど、一般的に言って大事故を起こした直後の会社は過剰に安全対策をしますからそれなりに安全だと思うんですよ。
今回の93%という数字も、多少のトラウマを持って列車に乗れなくなった人、違う路線を利用するようになった人もいるでしょうけれど、実際には他路線の定期を買っているので、それが切れるまで戻ってこられないと言う人もかなりいるんじゃないでしょうかね。私はそっちの方が多いんじゃないかと思いますよ。 確かに大惨事だったし、あのマンションに突っ込んだ列車の映像は衝撃的でした。これを生で見た人はもっとショックを受けたのでしょう。でも、阪神大震災を経験した人たちは大阪・神戸を見捨てたでしょうか。家をなくして、逃げ回って、与信の恐怖に震えて過ごすくらいなら、そういうことのない場所に行けば良いのに、どうして彼らはその地から出て行かなかったのでしょう。 この事故も同じで、そこから逃げ出すような程の事じゃないと私は思います。
事故は会社の方針と運転手の判断が引き起こした人災でもありました。その部分での再発防止努力は必要です。しかし、この事故で「もうあの路線は使えない」と騒ぐ人の方が私は愚かだと思います。
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