The Green Hills of Earth
2005年05月11日(水) |
CF-W2の分解(図解) / ビデオや買い物のこと |
2004年11月13日に「CF-W2を開けてみました」を書きましたが、説明が文章中心となって分かりにくいかもしれないと思っていました。今回破損したHDを交換するために再度分解する羽目になったので、少し写真を追加して文章も多少補足追加して見たいと思います。
先日(2005年12月)本体を落として壊した為、CF-W2をPanasonicへ修理に出しました。 その時、修理担当者と話をする機会があったのですが、私の場合はHDが東芝のMK8026GAXで、無線LANもcentrino対応ではないタイプが入っています。その状態でノーマル状態より多少温度は高くなりますが普通に使えています。しかし、交換する部品によっては熱暴走をしたり、無線LANが応答しなくなってしまう事があるそうです。残念ながら、それがどんなメーカーのどんな物を付けた時なのかを聞く事はできませんでしたが、話しぶりから他の機種では問題のない人気のある機種がCF-W2では駄目という感じでした。無責任な中途半端な話で申し訳ないのですが、交換をすると言う事は自己責任である訳ですし、そのようなリスクもありますよと覚悟してやってくださいね。あと、下記文章でわかりにくい表現を多少直してみました。また、HDや無線LANはきちんとノーマル部品に取り替えた上で修理に出しております。変えてある場合は修理自体を受け付けてくれませんので注意してくださいね。(2006年02月07日追記)
友人から「CF-W2はとても面倒だ」と聞いていたので、とりあえずネットで情報収集をしたのですが、A4の紙1/3程度に収まる数行の簡単な説明しか見つかりませんでした。それを元に分解組み立てはできましたが、自分の後学のためにメモをしておきます。あくまでも、自分のためのノートです。どなたかがこれを参考になさるのは自由ですが、その責任の所在はご自分にある事を理解の上勝手にやってください。私が書いた文章を信じて失敗したとしても、私は一切責任を負いません。また、これと同じ事をしたら以降メーカーの正規保証は受けられなくなりますので、その事もどうぞご承知おきください。
まず注意事項。 外すネジの数が結構多いので、どのネジをどこから外したかきちんと分かるようにしておくこと。先端が磁化された(ネジがつく)ドライバがあると便利。なければ固形糊などをドライバの先端につけてネジをくっつけるようにしないと、PCMCIAのネジは外す事はできても取り付けは難しい。
- CD-Rの蓋を開けた状態にしてシャットダウンする。(後で蓋の内側のねじを外します。閉めてしまうと、電気を通電させなければ開かないので、これは絶対に閉めちゃ駄目です。そう意識してください。
私はしっかりすっかり失念していたのですが、CD-Rの蓋は、本体底面に機械式の開閉スイッチがついているんですね(2枚目の写真の右下。丸い足と横に2つ並んだ(水色の丸で囲まれた)右のねじとの間の小さな黒い染みの部分がそれです)。例え蓋が閉まっていても、この穴にシャープペンシルの先とかクリップなどを差し込んで右に引けば蓋は簡単に開きます。 ただ、私の手順ではこのCD蓋の中のねじを外すのが一番最後になりますので「その時裏返して開閉スイッチを引いて蓋を開け、また裏返してねじを外してまた裏返して」とするよりは最終的な救済手段として開閉スイッチがありますと言う事にして、今この時点で蓋は開けておく方がいいんじゃないかなと思います。←私は単にこの方法になれていると言うだけかもしれませんが…
掲示板でこの事をご指摘下さったCF-W2さんに感謝致します。(2006/02/27追記)
- すべてのケーブル(AC、USBなど)やバッテリを外しておく。
- CDの開閉スイッチ、電源スイッチ、ディスプレイ開閉スイッチをONの状態にしてテープでとめる(最後の段階でスイッチの下側で別れて底を取り外す事になるので、ガムテープなどを下部にはみ出さないよう、スイッチの両脇と上部を使って止める事)。これらのスイッチの固定がいい加減だと、そこを外した時にバネの力などで飛んでしまい再組み立てがかなり難しいらしい。→一度慢心から油断して見事スイッチをバラバラにしてしまいました。何とか組み立てる事はできましたが、やはりかなり難しいです。直ぐにおれそうな細いバネやパズルのように組み合わせられた部品の構造を解き明かすのが好きな人は挑戦すると楽しいと思いますが、そう言うのが苦手な人は「絶対に失敗しない」事を肝に銘じてください。
Powerスイッチ(写真)をとめたテープの右側上部が少し皺になっていますが、これは開けたCDの蓋のラッチがここに引っかかるためです。こうしておくことで液晶を閉めても、CDの蓋が閉まってロックされてしまうことを防ぐことができます(力いっぱい閉めたら駄目ですけれどね)。後でこの蓋の中の左下にあるネジをはずさなければならないので蓋が閉まらないよう気をつけて作業すること。
- ひっくり返して底面を上にして、バッテリ脇の4本を除くすべて(12本)のねじをはずす。
- 前側と左外郭部の3本。
- 中央部の4本。
- メモリ蓋に1本。
- 隣のスリット付き蓋に3本。(1本はメモリ蓋の下に隠れている)。
取り外す時はねじ3本を外した後、手前側を持ち上げて手前に引き抜く。
- メモリ蓋とスリット蓋の間に1本。
本体中央部のネジ4本は異様なほどきつく締め付けられていました。精密ドライバだけでは回りませんでしたので、私は最後の手段として、マイクロドライバをネジに押し当て、軽く木槌でその背中を数回叩く事で解決しました。ええ、きついネジは振動を与える事で緩める事ができます。でも、叩きすぎると取り返しのつかない事になるので要注意です。
上の写真につけた○の色とあわせてあります。
- ひっくり返してキーボードをはずす(液晶に近い側からはずしていくのが良いようです。本体に爪があって、それに引っかかっているので、細いマイナスドライバーなどでこじるとすぐ取れます。向かって右側(Enterのある側)は、「INS」キーの辺りが両面テープでもついていますので、これを剥がすのには少し思い切りが必要です。又、キーボードの裏面にCPUなどの放熱処理がありますので乱暴に扱わないように。
緑の○:左がキーボードを止める爪の位置、右が両面テープの位置。 黄色で囲んだところがキーボードコネクタのロック。右に引き出すとロックが外れる(12.)
- 左側の白い四角パーツがサブアンテナのカバー。(8.)
- その下がD-Subコネクタの六角ねじ×2本(9.)
- 右の黒い6本が基盤を固定しているねじ。(6.)
- その右の2本がPCMCIAを固定しているねじ。(7.)
- レモンの上がメインアンテナカバーと、カバーの内側から外したねじ×2本(10.)
- マイクロドライバのケース上、黒いネジとの間にあるのがCDケース内から外したネジ×1(11.)
- マイクロドライバのケース右脇が、最後に外すバッテリ両脇のネジ2種類×2本(13.)
- キーボード下の左右6カ所のねじを外す。(オレンジの○:6本とも同じ長さ)
- 「↓」キー付近と「]」キー付近にあるPCMCIAケース両脇のねじを外す。(薄青の○:奥にあるので取り扱い注意)
- 左側面(USBコネクタ側)のAC電源コネクタ手前のねじを外す。(サブ無線アンテナが格納されている)
- その手前のD-subコネクタ両脇の六角ナット付きねじを外す。(上の写真参照)
- メイン無線アンテナのカバーを外す。(これが拾ってきた説明では「千鳥マーク」と書かれていて謎だった。結局アンテナの結線をを追って解決→「千鳥マーク」=「centrino」シールの意味でした。)
場所は、キーボード下のパームレスト部分の右端。デザインとして左右の端にたてスリットがあるが、右側の部分はカバーの切れ目となっている。よく見れば左はそのままキーボードにスリットがつながっているが、右は直前で右に切れていて、ここがカバーである事を見て取れる。このカバーは両面テープでついている。キーボード側上面の縦スリット部分にできるだけ幅の広いマイナスドライバ等を差し込みこじると外れる。正面側(キーボードと反対側)につめがあるので、キーボード側を外したら手前に引くようにすると良いみたいだ。 (今回は底面からこじった方が簡単に外れた。どっちが良いのか良く分からない。カバーの内側の写真を掲載するので各自考えてトライしてみて欲しい)
右が手前方向
カバーが外れたら、アンテナを固定しているねじではないネジ(基盤固定のねじは側面から横に基盤を貫通している。外すのは上面から垂直に筐体にねじ込まれたねじ)を2本外す。
- CDドライブの蓋を開け、内部の左下側にあるネジ1本を外す。
- キーボードケーブルを引き抜く。ケーブルの刺さっている端子を見ると黒地に白い筋があるはず。その真ん中あたりにラッチがあるのでマイナスドライバなどで右に押すとロックがはずれ(右側に引き出てくる)、ケーブルが抜ける。キーボードは裏面を上にして保管する事。はずれにくい場合は筋の左右を均等の力で右に押し出すと良い。
- ディスプレイを締めて再度裏返しにして、バッテリ両脇の4本のネジ(下写真の水色の○)を外すと底面が取れる。勢い良く取り外すと折角テープで固定したスイッチが分解してしまう可能性があるので、ゆっくり慎重に外す事。また、モデムとLANコネクタの部品が底面についてくる事があり、勢いよく引っ張ると結線を切る可能性がなきにしもあらず。ここまでをきちんとしていれば必ずはずれるので、ゆっくり上に底面を引き抜く事。
次の写真は底面が外れた状態のCF-W2です。
裏返った状態で、写真下側が手前方向、上側が奥方向になります。筐体の左下を占めているのがHDで、左上でオレンジ色のテープに止まった白い四角が無線LANの基盤です。
組み立ては分解の逆の順で行ないます。
実際に分解してみて注意すべきところは次の通りです。
- ネジの多さ
- 全部で25本のネジをはずしますので、どれがどのネジか、どこに取り付ければ良いのかは、良く注意をしておかないと分からなくなります。このページの写真で場所は分かるかもしれませんが、長さまでは分からないと思いますので、きちんと対応付けて混乱しないようにしてください。
- キーボードの取り付け
- キーボードの左上の爪にキーボードを引っ掛けるのがどうも忘れてしまうのか、組みあがってから左上部分が固定されずブラブラした状態になっていました。2回分解して2回ともそうなりました。まぁ、上から押し込めば済む問題ではありますが、爪を破壊してしまう可能性もありますので、組み立てる時に十分注意して組み立てた方が良いでしょう。
組み立て後は(可能なら分解する前にも)「mobilemeter」などを使ってしばらくCPUの温度などを確認しておく事をお勧めします。もし、以前より温度が上がるようなら、放熱板とCPUの接触が悪くなるなどの問題が考えられますので、この場合はパーツ屋などでグリス(?)などを買ってきて対応しましょう。しつこく言いますが、これは個人の責任においてやった事ですし、これを見て真似をされる方がいらっしゃるとしたら、どうぞ「個人の責任で」と言う事をお忘れなきようお願い致します。
毎週水曜日は近くのレンタルビデオ屋さんのビデオ(7泊8日)が1本200円で借りられる日です。そんな訳で最近は毎週レンタルビデオ屋さんに行っています。 見た映画については「lunatic's映画評」のページに記録しているのですが、最近は記録する気さえ起きない映画に当たっています。今回も4本借りたうち3本がはずれ。2本は何とか最後まで見ましたが評を書く気にならないし、後の1本は3時間ものだったこともありますが、最初の1時間位で寝てしまって、その後見る気にならないまま返却と相成りました。先週はそういうのが続いていたのを断ち切るため、古い名作「大いなる西部」「裏窓」を借りてきてホッとしていました。そして今週はまた冒険して失敗し、今日はまた3本借りてきたのですけれど、今回は兎に角失敗しないよう慎重に選んでみました。でも、中には映画の予告を見て面白そうと思ったけれど、風の噂に「期待はずれ」と聞いたものも混ざっていますので果たしてどうなることやら。
庭の花を写真に撮るのが最近楽しくなってきました。ここを購入してすぐに日当たりの悪さに驚いて「庭とは名ばかりじゃないか。だまされた」と思って諦めようとして諦めきれず、何度も悪あがきをして失敗してきたのですが、今年は漸く花が定着してくれそうです。その花を写真に撮るのが結構楽しいのです。こうなるとハイアイポイントのカメラがほしいなぁなんて思ったりしますが、現像代さえケチらなければこういうときこそZENZA BRONICAの出番なんだよなぁと思ってみたり。兎に角、ある機材、ある素材でできるだけ金を賭けずに楽しんでみたいと思います。花の写真は「むにゃむにゃ」ページに掲載しているので、よろしければご笑覧ください。
今日は久しぶりに食料の買出しに行きました。いつもはねぎやピーマンなど野菜をたくさん買うのですが、今は野菜があふれそうなので、ひき肉と豚もも肉を買いました。それでおしまいにしようかと思ったのですが冷蔵庫の中にたくさんきのこ類があるのを思い出し、それをおいしく食べるために近々鍋物を作ろうと白菜を少し買いました。普段の1/3程度しか出費しなかったことがとても誇らしくうれしく感じました。主夫になってきたかなぁ。
明日は少し自転車に乗ってこようかなぁと思いますが、果たして天気はどうなんだろう。ここで雨でも降った日には、やはり自分は雨男だったかと落ち込みそうです。
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