The Green Hills of Earth
うちでは生協の宅配で定期的に卵を買っているのですが、最近は主夫らしく、近くのスーパーの朝市に朝一番で出かけて1パック99円の卵を確保することもあるので、そう言う週は卵が飽和状態になってしまいます。先日はそれで「卵のみそ漬け」をつくりましたし(link)、最近は煮卵を作っています。 先日の「伊東家の食卓」を何気なく見ていたら、「ゆで卵をきれいにむく方法」と言うのをやっていました。多分過去に放送されたものだったのでしょうけれど、卵の上と下の頂点部の殻を薄皮ごとむいて、蛇口につけて水を流す事で薄皮と卵の間に水が入りきれいに剥けるというものでした。「もし、それが本当ならこれは使えるかもしれない。」そう思って実験してみる事にしたのです。が、これを実践するためには、手で卵を握りつつ人差し指と親指で作った輪で蛇口も包み込まなければなりません。しかし、台所の蛇口はシャワーと切り替える方式の蛇口なのでそんな技はつかえません。浄水器の蛇口はその形になっていますが、昨年から家に入ってくる水道管の根本に浄水器をつけていますので、ここの浄水器は一応フィルタは交換していますけれど殆ど使っていないんですよ。時々は水を出しているのですけれど、雑菌とか大丈夫なのかな?そんな心配をしつつ、浄水器蛇口から水を5〜10分程流しっぱなしにして、更に蛇口をアルコール消毒して実験してみる事にしました。 鍋に卵とひたひたの水を入れて火に掛けて、沸騰して6分。これで、ゆで卵の出来上がりです。それを、一旦ざるに上げて、テレビでやっていた通り、上下の殻を薄皮ごとむいて蛇口につけて水をゆっくり出してみました。結果、テレビでは卵が殻を破って下に落ちてきていましたが、残念ながらそこまでは実現しませんでした。またその加減がわかりにくく、下に落ちないまでもきれいにむけたものもあれば、少数ではありますが、失敗して薄皮がこびりついていたものもありました。 この実験をしたのが火曜日の夜でした。そして昨夜実験の第2弾を行ないました。今度は、卵を半熟にして見るというものです。だって、煮卵だって半熟の方が私はおいしいと思いますからね。 前回の卵はゆで時間が6分でした。これで固ゆでになったのですから、今回は4分で挑戦してみました。結論から言うと卵は最高の半熟状態でした。卵白はきれいに固まっていて、卵黄は外側がうっすらと固まって、中はとろとろ状態。「天才!」と褒めてあげたくなるできばえでした。が、伊東家の技で剥こうとしたのが失敗でした。卵の上下の殻をむいて、前回と同じように手に持って水流を掛けていきます。そうすると、突然ブシャっと言う擬音と共にシンクが黄色く染まります。水圧をかけたことで卵黄が下に押し出されて中身が飛び散ってしまうのです。卵黄のないゆで卵って…私は減量中のボクサーでは無いですから、こんなの食べたくないですよ(って減量中のボクサーはこんなの食べるのかな?←無責任でごめんなさい)。食べ物をおもちゃにしたくないですが、ここで試しておかないと応用が利かなくなると思いますので、このまま実験を続けました。残りの卵を再度加熱してもう少しだけ火を通した状態でもう一度挑戦してみたのですが、合計4つの卵を茹でて、この方法で剥いてみて2つは卵黄が飛び出しました。1つは写真の真ん中手前に写っている様に、薄皮が離れていなくて凸凹に剥けてしまいました。残り1つは何とか成功しました。 半熟卵は固ゆで卵に比べて全体がとても軟らかいです。すぐにつぶれてしまいます。この剥き方は固ゆで卵にしか応用出来ないと考えるべきでしょうね。つまり、私には使えない(いちいち茹で方で剥き方を変える様な面倒はしたくない)と言うことになります。と言うことでまた他の方法を考えてみることにします。 もし、良い方法を知っている方がいらっしゃればご教授いただければ幸いです。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |