The Green Hills of Earth
2004年12月27日(月) |
ちょっと不愉快だったこと / かなりホッとしたこと |
昨日ジムへ行ったときのことです。ジムと駐車場は少し離れているのです。運動を終えて駐車場に向かっている時、道路を横断しようとしたら向こうから車がやってきました。そこは見通しの良い道路です。私は迷わず道を横断し始めました。車の運転手はこちらを見ています。私も運転手を見ています。私は「歩行者優先」の立場から車が止まるべきだと思っていますから横断をやめません。運転者は車が走っているのだから轢かれたくなかったらあっちが待つだろうと止まりません。最後の最後になって、私が止まらないのを見て急ブレーキをかけて止まったようです。最近の車はABSなんかがついているのでへたくそが運転していても良く止まってくれますね。
私は何か悪いことをしたでしょうか。少なくとも私は道路を横断しようとしている人がいれば可能なら車を止めます。そして私の判断では今回の状況では車が私を認めて止まるのにまったく問題はない状況でした。目が合った時点で止まるつもりになっていれば何の問題もなく止まれる距離にいたのです。ところがこの運転者は車を止めるつもりなどなく、こちらが横断の意思を示していても尚、車の自分が通るのだから歩行者はとまって待っていればいいのだ。待つべきだ。止まれと思って、自分が止まる動作をぎりぎりまで起こさなかったのです。私はそれに同情するつもりはまったくありません。 運転者は若い学生と言ってもいいような年頃の男で、隣に彼女なのか奥さんなのかを乗せていました。多分あのタイミングで止まったのならよほどの急ブレーキになったでしょう。そして助手席にいた女性はかなり怖い思いをしたでしょうね。でもそれは運転者の問題で私の問題ではありません。 その運転者は、私が通り過ぎた後、一生懸命にクラクションを鳴らしました。私はそれに対して振り返ることをせず、左手で頭の上をさしてくるくる回してから手をパーと開いたのです。「アホちゃうか?」ってつもりでね。でも、相手はそれが見えず、単に手を上げて謝ったのだと思ったのでしょう。「謝るなら横断するな」と叫んで走り去ってしまいました。 「あほう! 謝ってるんちゃう。お前がバカだと言いたかっただけじゃ」と言ったって後の祭りです。もういなくなっちゃってましたから。もっとはっきり意思を表示してやればよかった。それがすごく後悔として残ってしまいました。
そういえば、昔も同じようなことがあったんですよ。 通勤ラッシュの乗換駅でのことです。その駅には数箇所改札口があり、それぞれが自分の都合でそれぞれの改札口に向かうわけです。ただ通勤のプロの人たちは大抵スムースに乗り換えられるよう、流れを乱さないよう自分たちが乗る場所を決めるのに対して、まだアマチュアの人たち(上京したての人)は、その流れが理解できず、その列を乱したりするんですよ。その時は、私が列車を降りて改札に向かっていると、その流れに逆らって横切るように違う改札へ向かおうとする一人の学生がいたんです。多勢に無勢なので、少しだけ流れをやり過ごしてやればすんなり移動できるのに、その流れの中に入り込んでもがいているんです。そして思うように進めないとイライラを募らせた最後の方で運悪く私とぶつかったんですよ。 彼には彼の言い分はあるでしょう。自分が行きたい方へ誰も進まず、邪魔ばっかりしやがる。その最後の仕上げに私とぶつかって、残念ながら彼は体重差からか弾かれてしまったんです。でも、私も別に突き飛ばした訳ではなく、その流れの中で流れに乗って歩いていたらその男がふらふら回りに迷惑をかけながら与太ってきて、最後に私にぶつかってきただけなんです。ですから、あちらに謝れと要求もしない代わりに、私も彼に謝罪などせず、そのまま階段を降り始めたんです。そうしたら、彼は「おい!ぶつかっておいて 謝りもせずに行くのか」と叫んでいるんですよ。私は彼の方を見てみると、彼は自分が世界の中心であると信じて疑っていないようです。ですから今回と同じく、頭の上でちょっと挑発するしぐさをして肩をすくめて、後は彼を無視して階段を降り始めたんですよ。そしたら、彼は興奮していたんでしょうね。「おい!それで謝っているつもりか!」ですって。 周りにいた人もかなり笑っていました。私もかなり愉快な気持ちになったので、その時はそれで良いやと思ったんですけれどね。
今回は私は間違っていないと思っています。なぜか、免許を取って車を運転し始めたら、歩行者を蔑ろにする人が多すぎます。確かに車を運転する立場からみたら、高速で走っているをがいちいち横断者のために止めるのは大変でしょう。しかし、十分止まれる速度で走っていて、止まれる距離があるのに止まる意思がないっていうのはどうなんでしょうね。雨の日だって歩行者に水を引っ掛けて気付きもしない車が多いですよ。車社会になったとはいえ、弱者優先が道交法の基本であることは変わっていないのです。もっと歩行者を注意して大切にして欲しい。私はそう思うからこそ、歩行者でいる時は常に強気でいたいと思っているのです。 ただ、強気でいたいと言うのは、なんでも好き勝手し放題だと言うことと同義ではないですから誤解なきように。横断歩道がすぐそこにあるのに、その数歩数十歩を歩くのが面倒だからと車道を横断するのは歩行者の無謀です。きちんとその辺りは切り分けないとね。
昨日、突然不調を来したEPSONのPM-950Cですが、今日EPSONへ電話を掛けてみて一応解決しました。この症状は、昨1月にアナウンスがあった「ポンプユニットの不具合」が原因で、ヘッドクリーニングができなくなったと言う事らしいです。 そう言えば、確かにそう言うアナウンスを見た事があります。しかし、うちのプリンタは正常に動いていたので、いくら無償修理とはいえ、修理に出すまでもないと今まで放っておいたというか、そう言うアナウンスがあった事も忘れていたのです。
メーカー側不具合が原因ですので、プリンタの引き取りから修理、再配達まで全て無償で行っていただけるそうで、こちらとしては恐縮する限りです。電話の向こう側の人は「この年賀状を作る修羅場の時になんて事だぁ!」という怒りの声を想像していたような感じでしたので、「いや、私事ですが、うちは今年は喪中なので年賀状は作らないのです。ですからのんびり対応してくださって結構ですよ」と言ったら、電話のこちら側でも分かるくらいホッとした声に変わっていました。私の方も対応完了は正月明けとなりそうですが、無償で全てを行ってくれると言う事、素人考えでまだ交換したばかりのインクタンクを別の新しい物に交換してみて屑にしてしまわないで済んだ事など、兎に角判断はメーカーに問い合わせてからと言う基本的な事を実践しただけですが、それでもそれがうまくいった事にホッとしましたし、ちょっとだけ気持ちが良くなりました。不愉快になった事より、ホッとした事、嬉しかった事をたくさん書けると良いんですけれどねぇ…
それにしても、(確かにこれは人命に関わる事はないと思いますけれど)無償でメーカー責任で行うからと言ってもこうやって修理を面倒くさがってやらない訳ですから、三菱自動車が躍起になってリコール対象の車を点検に持ってきてくださいと言っても、それに応じず無視をする人も多いんだろうなぁと思ってしまいます。「正常に走って居るんだから良いよ面倒くさい。おかしくなったら持って行くよ」そんな感じでしょうね。でも、自動車の場合、それで単にエンジンが掛からなくなるだけなら問題ないのですが、走る凶器になってしまう場合もある訳ですから、やはり面倒でも点検に持って行った方が良いですよと思いました。でも、自分が「面倒くさいからいいや」とやった後だと、本当説得力のない言葉ですねぇ。反省。
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