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2001年09月24日(月) ジハードについて(討論抜粋)

第12章 ジハード (戦争) 章の冒頭にはこうあります。
定義-1ジハードは、アッラーの宗教を守護するために、敵とみなされた無信仰者に対する戦争を意味するものである。


定義-2戦争の目的は、アッラーの宗教を守護しそれを養い、高貴に保つことが基本となる。


定義-3イスラムは、その戦争が目的とする理由と意図に定義を与えて戦争を行うことを許すものである。すなわち、不公正さ、礼拝所の尊重、民族の独立、中傷の排除、そして各個人の信仰の保持と遂行、を拒否することがあげられる。


定義-4ハディスではこう説明されている。略奪した財産に対する欲望によるもの、自分の勇気を誇示するために行うもの、憎悪によるもの、怨念によって生じた戦争を意味するものではなく、アッラーの宗教を高く奉じるためと全ての障害から守るために行うものである。


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定義から派生する検討事項
以下の問題について、検討する必要がある。


定義-1から
この攻撃は「アッラーの宗教を守護するため」という主目的に合致するかどうか。
粉国が「無信仰者」に相当するか。


定義-2から
「アッラーの宗教を守護し」という第一目的に合致するかどうか
「それを養い、高貴に保つ」という基本に合致するかどうか。


定義-3から
「不公正さ、礼拝所の尊重、民族の独立、中傷の排除、そして各個人の信仰の保持と遂行、を拒否すること」が戦争の理由となっているかどうか。


定義-4から
「略奪した財産に対する欲望によるもの、自分の勇気を誇示するために行うもの、憎悪によるもの、怨念によって生じた戦争を意味するものではなく」とある各条件に合致するかどうか


------検討結果--------
定義-1から
1-1 粉国はイスラムへの攻撃をしていない⇒「アッラーの宗教を守護するため」とは理解できない。
1-2 粉国はキリスト教徒が多い⇒「無信仰者」に相当しない。


定義-2から
2-1 「1-1」に書いたのと同じ理由で「アッラーの宗教を守護し」する必要がない。
2-2 無防備の市民を襲っておいて「それを養い、高貴に保つ」とはいいきれない。


定義-3から
3-1 イスラムだからと差別されることはない⇒「不公正さ」には該当しない。
3-2 粉国は宗教が自由⇒「礼拝所の尊重」はされているから該当しない。
3-3 粉国はすぐちょっかいを出す⇒「民族の独立」は該当する。
3-4 欧米の情報はそうとうに色がついている⇒「中傷の排除」は該当する。
3-5 粉国は宗教が自由⇒「各個人の信仰の保持と遂行、を拒否すること」には該当しない。


定義-4から
4-1 財産略取ではない⇒「略奪した財産に対する欲望によるものであってはならない」には該当する。
4-2 「自分の勇気を誇示するために行うものであってはならない」犯行声明が出ていないところから、どちらとも言えない。
4-3 「憎悪によるものであってはならない」には該当しそうだ。
4-4 「怨念によって生じた戦争を意味するものではない」該当しそうだ。


まとめ


定義    1 2 3  4
     戦争相手 信仰守護  差別  直接動機
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1 項     0      0      0      2
2 項     0      0      0      1
3 項     -      -      2      0
4 項     -      -      2      0
5 項     -      -      0      -
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合計点 0 0 4 3 総合点数 7
満点 4 4 10 8 総合点数 26


[点数付与の基準]
0 ジハードの規定に合致していない
1 どちらとも言えない
2 ジハードの規定に合致している


----結論----
検討項目には比重を変える必要があるとは思えるが、すべてが同価値として検討を行った。その結果は前項の最後に総合点数として算出してある。この点数から見ると、この攻撃は7/26すなわち27%のジハードの条件に合致している一方、73%は合致していない。
条件に合致している部分は、「直接動機」に該当する部分がほとんどであり、大切な「戦争相手」と「信仰守護」についてはすべての項目がジハードには該当しない結果に至った。


 すなわち、この攻撃はジハードかと尋ねられたら「ほとんどクロ」ということになる。


----考察----
粉国にも反省するべき点がある。
「差別」の部分には五問中二問に「ジハードに該当する」という結果が出ているからだ。それは「民族の独立」と「中傷の排除」である。
 「民族の独立」はいうまでもなく、粉国に敵対する少数民族の独立を陰になり日向になり脅かすことだ。
「中傷の排除」はいうまでもなく、欧米人が抜きがたく心の底にひそめているアラブへの劣等感(トラウマ)が土台となった「差別」から出たものである




(参考BBSURL=http://yorozu.indosite.org/keijiban/agama/threads_new.html)


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