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気楽な空箱雑記



■二十年間の悩み
十七日、十八日の三重滞在記をアップしました。
存分に私の阿呆っぷりをせせら笑ってくださいませ。


そんなわけで、思いのほか長くなってしまった三重日記に驚いているボンゴレみやです。

だがしかし。今日はそんなことどうでもいいんです。


私の二十年間の悩みがついに解決されました。



時はさかのぼること約二十年前。
隣りのお姉さんが弾いていたエレクトーンの曲がきっかけでした。

それはとてもポップでキャッチーな曲で……
と、当時はそんなことなど露ほども思ってなかったんですが、とりあえず気に入ってしまったんです。

まだ四歳児だった私のピュアなハートにどすんと来てしまったのです。

そこで私はその曲をお姉さんに録音してもらうことにしました。
時は1985年。カセットテープ全盛時代。
しかもクリアでおしゃれなテープではありません。全部黒のプラスティックです。

その(おかんからもらった)カセットテープを持って、私は隣りのお姉さんにお願いしたのです。

「あのよく弾いてる曲入れて」と。

こまっしゃくれて口だけは一丁前のクソガキがカセットテープ持って「貴様の弾いている曲が気に入ったからいつでも私が聞けるようにこのカセットテープに入れろ」と言って来たら私は絶対に入れません。

地球破壊爆弾を使用してでも入れません。


しかし、お隣りのお姉さんは近所でも評判の優しいお姉さんでした。

「いいよ。入れてあげる」と言ってパーフェクトプレイで入れてくれたのです。

さて、お気に入りの曲を入れてもらった私は意気揚々、その日から毎日テープを繰り返しては一日中その曲を聴き続けました。

やがて飽きが来てあまり聴かなくなってからも、たまに部屋の掃除をするたびにそのテープを見つけては懐かしさを感じながら聴いていました。

実は、去年の年末も聴いてました。


しかし、ずっと思っていたのです。

「……この曲、なんていう曲?」と。


そう。阿呆な私は曲のタイトルを聞かずじまいだったのです。

聞こうと思いながら約二十年。
そのお姉さんがお嫁に言ってしまったので聞くに聞けず今日まで来ました。



そして本日午前四時。

夜行性をいかんなく発揮しながら、私はPCに向かってました。
もちろん、あの阿呆のように長い三重日記を書いていたのです。

テレビをつけっぱなしにしたままで。

それが、運命の分かれ道だったのです。


三重日記のオチを書いたばかりの私の耳に聞きなれた曲が飛び込んできたのです。

そう。あの小さい頃繰り返し聞いたエレクトーンの曲。

思わずテレビを見た私の目に飛び込んできたのは真夜中の通販番組でした。
音は耳に入ってきてたので知っています。J-POPのオムニバス盤の販売です。

そして、そこであの曲が流れていたんです。

杉山清貴&オメガトライブ『ふたりの夏物語』との紹介つきで。


杉山清貴なら私も知っています。
二時間サスペンスの再放送で何度もその歌声を聞いてきましたから。

でもまさか、あの曲をこの人が歌っていたなどとは。

驚きのあまり、慌てて検索。
MIDI販売のサイトで聞いたところ、やはりあの曲でした。


不思議なもんですね。
小さい頃、テープに撮ってもらってまで聞いていたメロディしか知らない曲に、まさかこんな形で再び巡り会える時が来るとは。

今日はしんみりしたまま終わります。
この感動をもうしばらくは味わっていたいので。





=感動のままに書き込んだらオチがつけられなくなったということで。

2004年06月25日(金)


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