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気楽な空箱雑記



■三重三重日記その二
さて、昨日に引き続き三重日記です。

目覚めは八時過ぎ。超早起きです。
手短に化粧を済ませ、ゆかりの出発前に少しでも腹ごしらえを、ということで、すでに海都宅に行った時の予定表に組み込まれつつある近所のガストへ行きました。

あのね。ゆかりって不思議なんですよ。
普段はその細っこい体に何でそんなに入るんだってぐらい食うんですよ。

なのにいつも朝食は少ないの。

今回もおかゆ膳だけでした。ねえ、どうして?


え? 私は何食ったのかって?
朝からきっちりがっつり和風ハンバーグ定食を頂きました。

ええい! 聞くな!!


楽しい時間はあっと言う間に過ぎるもんでして、ゆかりの出発の時間が近付いてきました。
彼女は今から愛知に戻って仕事。しかもセールです。
ありえないぐらいの見上げたガッツです。お願いですから体大事にしてください。
パンドラ様には私からよーく言っておきますから。

嗚呼。そんなことを思ってるうちに彼女の姿が駅へと消えていきます。
さよなら、ゆかり。貴女のことは忘れない。きっと忘れる前にまた会うから。

そんなわけでゆかりを見送り、残ったのは昨年の留年二人組。
こんなとこでも残留です(注:海都は地元です)。

で、留年組は何をしたかというと、海都の家に舞い戻りました。

いえ。あのですね。
本当は私、ゆかりを送った後の電車で帰るつもりだったんですけどね。
正直に言うとその日はバイト以外の予定が何もなかったもんですから、ついつい海都の「それやったら私もバイトあるからそれまで遊ぶ?」の一言にふらふらとつられてしまったのですよ。

というわけで、一日何往復すんねん、な海都宅でさくらんぼを食べてました。

別に『海都と二人きりになったので「隣同士アナタとアタシ」な気分でさくらんぼ』じゃないんです。

海都が。
昨日準備されていたのを出し忘れてた。それだけです。

他意はありません。断じて、隣同士でアナタとアタシな気分で(以下略)
……言い訳がましいので止めましょう。

さくらんぼを頬張りながら話すのはやはり萌え話。
この二日間でいったい何千回「萌え」という単語を発したんでしょうか。

まあ、後はペットの話とか。
うちのアホどもはさておき、海都んちのTさんは大変ネタになるお犬様でして。

これがまた驚くほどそっけない。

それはもう『自分で愛人を囲っておきながらそっけないクールな男』ばりで。
私はそんなTさんのそっけなさにメロメロなのです。

という訳で『Tさん劇場』なるものが完成しました。


私「Tさん。私、もうあなたにはお会いしません……」(旅行かばんを提げて)
T「……」
私「ああ! 最後の時まで冷たいのね、あなたったら!」
T「……」
私「ひどいわ! 私、あなたのこと本気で愛して……」
T「……」
私「引き止めてもくれないのね。わかりました。さようなら、Tさん……!」
(遠ざかっていく愛人の背中を見つめながら)
T「違う。違うんや、みや……」

Tさん劇場『別れ―すれ違う心と心―』終


昼メロも真っ青の妄想です。

日陰で休む犬をやりたい放題改造する飼い主とその客人。
腐女子のネタにされるなんて、最近はペットの仕事も大変ですね。


そんな馬鹿な妄想を繰り広げているうちに電車の時間になりました。
海都は名古屋方面、私は大阪方面へと向かうため、再度海都宅の最寄り駅へ。

切符を買い、ホームで話していると電車がやってきました。

海都が乗り込む予定の電車です。

電車に乗り込んだ海都をこれまたドラマのように見送り、ついに私は一人に。

そこでボンゴレみやは思いました。





どうして、地元民でもない私が。

皆の出発を見送っているのだろうと。


答えは、帰りの電車の中でも見つかりませんでした。

2004年06月18日(金)


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