レベル1への道。
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2009年07月05日(日) 英雄の書。

読んだ。宮部みゆき「英雄の書」。

それなりに面白かった…のか?実はよく分かってなかったりして…。

なんかね、哲学的というか、禅問答的というか、煙にまかれてるというか。どうも完結してないみたいだから、だまされたというか。

ある日突然、中学生の兄貴が殺人を犯してしまう、なんて出だしだから、社会派なのかと思いきや、ダークファンタジーで、あれ?

兄貴が人を殺してしまった妹の、家族の現実がまあ…ほぼ出てこないので、そこは肩透かし。戻ってきてからも、人が一人兄貴によって殺されてて、更にもう一人重傷を負っている、そして当の兄貴は帰ってこないまま、という現実があるはずなのに、それが感じられなくて。

ファンタジー部分も小難しい理屈をこねくり回すだけで、ちゃんと小説に落とし込めてない印象。とにかく分かりにくい。アイディアはいいと思うんだけどなー。

これを新聞に連載してたのか。訳わかんねえだろうな;

うーん。

オススメはしないです。


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玲 |HomePage

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