レベル1への道。
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読んだ。宮部みゆき「英雄の書」。
それなりに面白かった…のか?実はよく分かってなかったりして…。
なんかね、哲学的というか、禅問答的というか、煙にまかれてるというか。どうも完結してないみたいだから、だまされたというか。
ある日突然、中学生の兄貴が殺人を犯してしまう、なんて出だしだから、社会派なのかと思いきや、ダークファンタジーで、あれ?
兄貴が人を殺してしまった妹の、家族の現実がまあ…ほぼ出てこないので、そこは肩透かし。戻ってきてからも、人が一人兄貴によって殺されてて、更にもう一人重傷を負っている、そして当の兄貴は帰ってこないまま、という現実があるはずなのに、それが感じられなくて。
ファンタジー部分も小難しい理屈をこねくり回すだけで、ちゃんと小説に落とし込めてない印象。とにかく分かりにくい。アイディアはいいと思うんだけどなー。
これを新聞に連載してたのか。訳わかんねえだろうな;
うーん。
オススメはしないです。
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