松屋銀座の中古カメラ市に行って来た。私は、2003年の松屋から通い始めたので、松屋通いは今年でちょうど11年になる。
有給を取って、きのうから東京をウロウロしていたのだが、松屋には行かず、今日のお昼前に松屋に出勤。たくさんのお客さんが来てはいたが、松屋の買い物袋を下げている人は少なかった。
あの中古カメラブームはどこに去って行ってしまったのだろう。不景気の時代にあって、中古カメラ市だけがデパートを賑わせていると騒がれた時代があったと言うのに。開店と同時に店内になだれ込み、エレベータやエスカレータよりも、階段のほううが速いと、特設会場のある8階まで階段を駆け上がったあの頃。つい、数年前のことなのに、何だかもうずいぶん昔のことのようだ。
これに関連付けて、これまで出会ったカメラ仲間たちのことを思い起こした。カメラ仲間のほとんどはパソコン通信で知り合った人たちだけれど、いつの間にか交流が途切れてしまった人がたくさんいる。そして、松屋に来なくなった人もたくさんいる。カメラ市が始まれば、何となくみんなに会えるだろうと思ってやって来る人たち。みんなでそろってご飯を食べて、戦利品を見せ合って。そんな日はもう遠い昔のことになってしまったのだと思うと、ちょっぴり寂しい気もした。
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