不公平な救世主
犯罪履歴|数世代前|千年先
2007年06月05日(火)
そんな綺麗な嘘はいらないよ そんな無様な嘘は見たくないよ
いや、無様なのは自分なんだ 見抜けなかったのは自分だ 不安定であることを知りながら言葉を信じたのは自分だ さぁ、失ってしまえ
繰り返される思考 繰り返される文字 繰り返される行為
別に意味など求めていない
虚偽はあまりに真実に近く 見分けもつかなくなって自分の記憶さえ塗り替えるのだろう 都合のいい解釈は聞く価値も無い 理由はもっと明白だろう? この手で壊すことも可能だった、すでに知っていたから
拒絶は絶対の肯定
何を守りたいんだ? 何を暴きたいんだ?
君があっさりと裏切った証拠を そっとしまいこんだまま笑顔でいることは不可能だった もう壊したかった苦しかったから せめてその声で伝えてほしかった もう限界は見えてきたから
焼けるような痛さ、むせるような孤独、柔らかな嘘
必要なかった それなら最初から壊してくれ
|