不公平な救世主
犯罪履歴|数世代前|千年先
2002年11月01日(金)
存在価値はいつ生まれるのだろう 否定された存在
傷跡が涙を流す 傷跡が夢を食い尽くす 全て僕を殺すために
自分を取り巻く環境全てが憎い 他人は僕をラベリングしてることだろう 僕は期待されるままに役割を果たし かすかに歪み始めた世界に気付かないふりをして 笑顔を振りまいて他人の話に耳を傾けて 他人の行動を真似していた その結果はただの人形で 人形は意思を持ってはいけなかったのに 持ってしまった そしてその方向が間違っていた でもやめることがどうしても出来なくて 理解があるように見えた人たちは ただ僕を好奇の目で見ていただけ 母親が僕を好まないことは知っている 僕の行為を好まないことはよく知っている なのに縋り付くかのように僕は固執して 他人から見たら下らない問題だろう だけどぼくは聞いてほしかった 存在を認めてほしかった 隣に居てほしかった それは 絶対に 無理な願いでしかないのに。
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