銀色の日記
モクジイク?|モドル?|ススム?
8月30日、10年以上入院していた祖母が他界した。 涼しくなったら、母を連れてお見舞いに行こうと思っていたところだった。 通夜は9月1日。 告別式は9月2日。
弟宅に電話して、母をどうするか相談したら連れて行ってくれるという。 病院に電話して母に行きたいか聞くと「連れて行って貰えるのなら行きたい」 親だから当たり前だろう。 私でさえ何が何でも行きたかったのだから。
祖母は安らかな顔で眠っていた。 可愛い顔だった。 子どもの頃、山に山菜を採りに行った時、先を歩くばあちゃんはわざと大きな山菜を見逃して、 私が素通りしてしまうと戻ってきて「そこにある」と教えてくれた。 遊びに行った帰りは車が見えなくなるまで手を振り続け見送っていてくれてたことや、 帰りに必ずおこづかいを握らせてくれたことや、色んな優しいばあちゃんとの記憶が蘇った。
私を一番可愛がってくれたのは、親よりもばあちゃん。 ばあちゃんと居る時は私は生まれてきても良かった子になれた。
告別式の日は、母も弟夫婦に連れてきて貰い、ちゃんと見送ることが出来た。 弟夫婦に感謝、そして半日知らない人だらけのところにずっと付き合ってくれた相方にも感謝。 ちゃんと見送らせてくれてありがとう。
最後まで居たかったが、みんなで御飯を食べる前に帰ってきた。 私も全然知らない(相手は私を知っている)人に声を掛けられまくりで、疲れてしまった。 体調もあまりよくなく、呼吸も乱れ始めた。 相方が気づいてくれ、叔父たちに「体調が悪くなってきたから」と言ってくれて良かった。
ばあちゃんは今頃どうしているだろう。 じいちゃんに会っているかな。 とても仲の良い祖父母だった。
御歳90歳、3回大きく息をして眠るように息を引き取ったらしい。 ばあちゃん、可愛がってくれて本当にありがとう。 ばあちゃんが大好きだった。 いつでも会えるような気がするから、さよならは言わない。 またね、ばあちゃん。
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