銀色の日記
モクジイク?モドル?ススム?


2001年08月11日(土) 家に帰れた猫

少し悲しい話。
いつもは滅多に通らない道を行った。
道路脇に車を停めようとしたら、猫が車にはねられて亡くなっていた。
どうしてもその辺りに停めないといけなかったので、少し離れたところに停めた。
猫ちゃんははっきりとは見ていないけどピンクの首輪をしていたように思う。
かなり車が行き来する道だから、上から何度も踏みつけられたらどうしようと思っていたら、すぐ近くの家から段ボール箱を持った人が出てきた。
そのお宅の猫ちゃんだったのだろう。
箱の中に猫ちゃんを入れてあげて、家の中に入っていった。
ほっとするのもおかしな事だけど、なぜだかほっとしてしまった。
大好きな家族の元に猫ちゃんは帰れた。亡くなってしまっているけど、それでも家に帰れた。
うまく表現できないけど、きっと動物好きな人なら解ってくれるだろう。
車にはねられて淋しく死んでいった動物を見るたび思う。
人間をはねてしまったら、救急車を呼んだりして懸命に助けようとする。
動物ならいいのだろうか?
はねたままで何の良心も痛まないのだろうか?
小さい体だから、ほとんどの子は即死だろう。
せめて、車から降りて上から何度も無惨に踏みつけられないように、道路の端に連れていってあげて欲しい。
息をしていれば、病院に運んで欲しい。
せめてせめて家族の元に帰してあげて欲しい。
たかが動物と思わないで。
命なんだから。せっかく生まれてきたのだから。


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