内向的恐妻家の日記
こんばんは、こうです。
今日もいつものように毎日毎日僕らは鉄板の上で焼かれてしまってやんなっちゃう ような日次業務を終え、自宅に帰宅しました。
すると、つれが一心不乱に雑誌の広告にはまりこんでおりました。
「何の広告見てるの???」
当然のようにたずねる私。
しかしつれからは想像もしない返答が返ってきたのです。
「ん?。。。結婚相談所の広告。」
「。。。」
疲れて帰ってきた私になんとひどい仕打ちでしょう。。。
私と離婚して、そこにお世話になるつもりなんでしょうか。。。
「いやさ〜。。。こういった所に
『私、独身ですっ。』
とか、嘘ついて登録しても大丈夫だよね。」
「うん、まあ、確かにできるかもしれないけど。。。」
「それでね。いい男を探して再婚するの。」
「。。。ゆうたは、どうすんの?」
「バツ1子持ちでも、許容してくれる人を探せばいいでしょ。」
「。。。」
おお神よ。私はこれほどまで従順につれに尽くしているというのに、 まだ更なる試練を私にお与えですか。。。
「だってぇ。こうに飽きてしまったんだもん。 やっぱ、男の人は引っ張っていってくれる人じゃなくちゃね。」
Oh!!それは正に私の対極の人。。。
それにしてもつれの屈託のない口調が怖いです。 これはもしかして本当に離婚の危機ですか???
「でもさあ、お見合いパーティとか女は会費が安くてよいけど、 今だったらゆうたを保育園に預けなくてはいけないのよね。 う〜ん。。。保育園の一時預かりも値上げした事だし、諦めるとするか。。。」
その言葉を聞いた途端、私の目の前にたくさんの祝福の天使が舞い降りてきるのを 感じました。
おめでとう。おめでとう。
天使は口々に私に祝福の言葉を投げかけてくれます。
「うんうん。今家計も苦しいし、そうしなよ。」
「まあね。」
そう言いながら、つれは広告を大事保管ボックスに入れました。
「そこっ!!。その広告をしまわない!!」
「いいの。しまってほしくなかったら、もうちょっといい男になりなさい。」
「。。。はぃ。。。」
私は、私と私を取り囲む12人の天使の首に、つれが手綱を握っている首輪が はめられているのを感じました。。。
天使さんでも私を恐妻家から救ってくれないのね。。。
メラメラ。。。いつかあの広告燃やしちゃる。。。
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