内向的恐妻家の日記
こんばんは、こうです。
私は昔から、育児とか家事とかの家の中の仕事が好きで、 他人を押しのけても出世する会社勤めの人としての適性は、 人より低いものと思ってきました。
まあ、それでもこうやって会社勤めの人間になり、一家を養って いく立場になってしまえば、私なりにでも一生懸命仕事をして、 家族を養っていかなくてはいけません。
それ故、休日には普段の辛い仕事を忘れ(そんなに辛い訳ではないですが)、 子供と公園に行ったり、家事を手伝ったりして、気分転換に努めています。 (でも、ほんと育児って楽しいですね。いいとこ取り育児とは言われますが。。。)
そんな訳で、休日ともなれば、そんな私の姿を街中で見かけられる事に なるわけで、その姿を見た近所のお母さん方の間では、私は良いパパであると いう評判が立っているようです。
私にとってみれば、そういった評価ほど良いパパをしているとは思わず、 いたって正直に普通にしているつもりなんですが、人の目にはそう映るのかも 知れませんね。
まあ、そんな事を踏まえつつ、ワンパターンで申し訳ありませんが、子供が寝てからの つれと私の会話をお聞き下さい。 (本日は、臨場感を出すために実験的に描写を入れずに会話だけにしてみました。 おもしろいかどうかは、分かりませんが。。。)
それではどうぞ。
「今日もさ〜、たくや君ママ(仮名)に、良いパパでうらやましいね、って 言われたんだよね。。。」
「いい事じゃん。」
「でもさ〜、いくら外面が良くても、家の中じゃボケは始まってるし、 すぐ寝るし、真剣に相談のってくれないし、話しはつまらないし、 もうちょっと内面を見てからそういう事言ってほしいよね。」
「。。。まあまあ。」
「なんか、うちの旦那と交換したいわ、とか言うんだよ。」
「ほんとっ??? じゃあ、早速明日からでもお伺いします、って言っておいて。 もちろん夜の部つきで。」
「あほっ。 でもいいの?、たくや君ママ、こうより背が高いよ。 恐いよ〜。虐められるよ。」
「。。。やめときます。。。」
「そうしときな。 まあ、確かにね〜。あのうちの旦那さんも、喧嘩して切れると 壁に穴を開けるそうだから、嫌になる気持ちもわからんでもない。」
「。。。壁に穴???」
「なんか、すでに壁がボコボコらしいよ。」
「そんな人もいるんだねぇ。。。 じゃあ、もしさ。こうがそんな性格だったとしたらどうする?」
「あん? そんなの速攻、離婚に決まってるでしょ。」
「。。。はい。。。そうですよね。。。 まあでもそんな性格にはならないから大丈夫だけどね。」
「まあね。」
「でも、男としては、ちょっと亭主関白にもなってみたいな。 たとえば、家に帰ってきたら、めしっ、ふろっ、とかしか言わないとか。」
「。。。」
「あとは定番だけど、帰宅したこうに、
『ご飯にします?お風呂にします?それともあ・た・し?』
な〜んて言ってもらいたかったりして。」
「。。。」
「。。。」
「。。。やってあげようか。。。」
「。。。」
「。。。」
「。。。恐いからいい。」
「うん。そうしとけ。」
神様、本当に私は、恐妻家を脱出できるのでしょうか。。。
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