内向的恐妻家の日記
初対面の人と2人で昼食に行く。
内向的性格の人、もしくは人見知りする人にとって、 これほど困難で苦痛な事はありません。
まだ、相手の方がよくしゃべって下さる方であれば、 まあまあ楽しい時間を過ごす事もできるのですが、 相手の方も人見知りなのか、お互いにしゃべる事もなく、 押し黙ったままだと、苦痛度はたちまちマックスに上りつめます。
今日、出先でたまたま初対面の人と仕事をする機会があり、 そのまま昼食でも、という事になりました。 本当は断りたかったのですが、断る口述がネタ切れという事もあり、 まあ、明るそうな人だったので、一緒に食べる事としました。
最初は、仕事の話等で、まあまあ会話も続いたのですが、 話題が尽き、定食が運ばれてきた頃には、お互い、 押し黙る感覚が長くなってきました。
黙々と食べる二人。
そんな中、相手の方が口を開きました。
「。。。実は、私。デ○ズニーランドで働いている 知り合いがいるんですよ。」
「はぁ。」
「でもみんな口が堅いですねぇ〜。ミ○キーの中身について聞いても、 全然教えてくれないんですよ。」
「まぁ、それは夢を売る商売ですからね。」
「あと、あの着ぐるみも良く出来てますよね。 どこから覗いているのか、全然わからないですよね。」
「確かに、どこから覗いているんでしょうね。」
「本当は、あの着ぐるみを前後逆に着ていて、 ひそかに後頭部に覗き穴があったりして。。。」
「・・・」
「もしくは、着ぐるみ内部に液晶ディスプレイが仕込んであって、 頭部に埋め込まれたCCDカメラで、外部を映していたりして。。。」
「・・・」
「・・・」
「ハハハハハ、そうだったらおもしろいですね。。。。」
「・・・」
再び長い沈黙。。。。
再び目の前の定食へ手を伸ばす二人。
。。。
この後、仕事に戻るまで、会話が再開される事はありませんでした。。。
。。。
外交的性格の皆様。。。 このような場合には、どのようにお相手するのが良かったのでしょうか?
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