1日雑記

2002年11月08日(金)

設計製図というものがあります。
図面を書く作業ですが。
機械工学科に所属しているので
そういう作業が出てきます。

私の書いた図面にちょっと都合の悪いところがあったので
あるとき教授がいいました。
「常識的に考えてわかるだろ」

都合の悪いところ、というのは部品の厚さです。
数値として出ていないので任意の厚さで描くことができますが
当然、薄すぎれば使用するときに壊れてしまいます。
私の描いたものは薄すぎて、そこをさして
「常識的」という言葉が出てきたのだと思います。
まぁ…そんな気はしていましたが。

それはともかく、ここで問題になるのは常識的という言葉です。
常識的、とは何でしょうか?
感覚的に私たちは薄ければ力を入れると壊れてしまう、
位のことはわかります。

おそらく教授の言った常識的、という言葉は
経験に基づいてのものだったのでしょう。

しかし私たちはその経験が絶対的に不足しています。
つまり常識を持ち合わせていない、
言わば、非常識なのです。

少し例えをあげてみます。
たとえば料理。
お菓子類は分量をしっかりと量らないといけないので
おいておいて…
たとえば料理に醤油を入れるとします。
料理を今までやったことない人に手伝ってもらったとします。
その人に目分量で醤油を入れることを依頼したらどうなるでしょうか?
ドバドバ入れてしまえばしょっぱくなってしまうことは
経験としてわかりますが
その加減などわかるはずもないのです。

つまり常識的という言葉は
自分本位であるということを使う側の人間は
覚えておく必要があるのです。

特に常識的、という言葉は
相手を戒めるときに使用されることが多いです。
失敗に対して常識的にわかるだろ、と。

言葉の使い方を気をつけるべきであるというのは
齢を重ねた人たちならわかるべきだと思うのですが。


そうそう。もう一人面白い教授が。
口やかましく、常に怒っているような人なのですが…。
「こんなんだから就職試験に落ちてくるんだ!」とか。
この台詞は
学生の能力が足りていないときに出ます。
もはや何でもかんでも学生を取る時代は終わり、
しっかりとした能力を身につける必要がある、という
戒めを含めてのことでしょう。
…ところでこの教授
「俺は30年も教師をやっているんだ!」とか言ってるんですが…
いまだ年功序列型の思考回路をもっていらっしゃるんでしょうか?
年数かさねりゃ能力が上がるとでも思っているんでしょうかね?
少々矛盾を感じるのですが。

正直、あの人を見ていると
よくもあれだけ無駄な年月を過ごしてこれたものだと感心します。
60年くらい生きてなお、
自分が学生に嫌われる理由がわからないのでしょうか?
どんなに年月を経たとしても
中身のない生き方をすればその年月は意味を持ちません。

その教授というのは、その大学出身で
言わば私たちの先輩にあたるんですが
そういうのもあってハッパをかけているんだとは解釈しています。
しかし、理不尽に怒ってばかりいるのはいただけない。
そういうところが嫌われているのに。

反面教師としてしっかりと脳に焼き付けておきますかねぇ…


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