苦い祝祭

チャイナタウンの女性探偵リディア・チンのシリーズ。もう何冊目だろう。一冊ごとに相棒のアイルランド人探偵ビル・スミスと主人公が入れ代わるという趣向なんだけど,今回はリディア・チン(萌え〜)の番です。どっちも面白いのだけど,リディアがメインの花時期ほうが馴染みやすいのは,やはり中国文化の方が身近に感じられるからかな。中国の母親全開(って知らないけど)リディアのおかあさんがいい味を出しています。

今回は飲茶レストランを舞台に,組合運動にかかわった中国人4人が姿を消す。組合員の相談を受けていた弁護士の頼みでリディアは捜査に乗り出すんだけど,中国人労働者→不法入国者という現実問題がうまく溶け込んでいますなあ。ちょっと薄いのが難点。
2004年02月20日(金)

ま2の本日記 / ま2