ふらりふらり帖
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2005年04月06日(水) *ぽっかり飛行船

お仕事の合間に、空をゆうゆうと横切っていった飛行船。
久しぶりに見ました。

 のほほ〜ん

今日は汗ばむほどの陽気だったので、
大きく窓を開け放って一日すごしました。
流れ込む風があたたかくてビックリ。

小川洋子「薬指の標本」を読みました。
見えない糸でゆっくりと確実に心と体の自由を奪われ
ついには、自分の意志で扉を押す。
密室に立ちこめる濃い空気。
標本の中に封じ込められ、二度と外に出ることはない。

記憶のどこかにある、閉じられた部屋。
二度とその部屋に戻らないために、鍵をかけた。
かつて、そんな話を聞いたことがありました。



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