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2002年05月27日(月)
非常事態、そのとき・・・



無題ドキュメント




LOUIS VUITTON


 


5月25日の14:30までは、おそらく頭の片隅にも無かった単語。


どうして、このブランドを選んだのか・・・・


 


それには、まず、なぜGUCCIの財布を止めたのかをお話しなくてはいけません。


 


5月25日を迎える前までに、実は結構、財布を探して店を歩き回っていました。


同じ店を何回も回って、同じような商品を何回も見て、得た結論は


「同じ価格帯には、同じような商品が並んでしまう」


と言う、当たり前の現実でした。


 


やはり、高いものは違うのか・・・・


そんな思いが、私の頭を支配するようになりました。


 


「やはり、ブランドか・・・?」


 


しかし、私は元来、ブランド品と言うものが大嫌いでした。


ブランド物を持っている人=成金の嫌な奴!!


 


と言う安易な図式が頭の中に有ったからです。


 


しかし、いい加減、見る店もなくなってきた頃、自分の信念を曲げてでも高い店に行くことを決意していました。


そう、私はすでに社会人・・・これからの自分はきっと、今までの自分とは違うはず!!!


と言う、意味の分からない理屈をこねて、無理やり自分を納得させたりしていました。


 


しかし、闇雲に、店に行っても、自分の気に入ったものに出会えるとは思えません。


 


私はIT技術を駆使して(インターネット)、商品を探し出して、ついに一つの財布と出会いました。


(あくまでも、ネット上ですが)


それがGUCCIの財布でした。


 


「よし、この財布を買おう」と決心しました。


しかし、元来、日本有数のケチである私です。すんなり、GUCCIを売っている店には


行きませんでした。


 


・・・買いたい商品は決まっている、だったら安い店は無いのか?


(このケチ臭い考えが、無駄な体力消耗の引き金になったのは当然でした)


 


そこで、今度は安い店探しが始まりました。ネット上で安い店を探し出して、


実際に、その店に行ったのですが、商品がありませんでした。


 


だめだ!!所詮ディスカウントショップでは、品数が少なすぎる!!!!


 


ここは、やはり本当のGUCCIショップに行かなくては・・・


しかし、そんなところへは行ったことが無いぞ・・・


 


やはり、服装とかも気にしなくてはいけないのか?


無精髭などはもっての外か?


 


などと、ちょっと躊躇していましたが、意を決して、新宿にある


GUCCI本店に行くことにしました。


 


しかし、私は結構忙しい身、GUCCI本店に行く時間がなかなかありません。


そこで、5月25日と言う休日を狙っていくことにしていました。


その前後は、休めないので、この日に行くんだ、と言う断固たる決意を持って。


 


しかし、この日を選んだのが悲劇の始まりでした。


実はこの日は、来て行く服が無かったのです。


 


前日に洗濯した服が突然の夕立にやられて全滅・・・


本当に着る物の無かった私は、


捨てるつもりで、


ゴミ袋に入れていた服を再発掘!!


泣く泣くその服を着ることにしました。


 


何で、捨てるつもりの服が未だ残っていたのか・・・


それには理由があります。


 


それは、未だこの服は着る事はできる。


しかし、ボロボロだから、着るのはどうか・・・でも、未だ使える・・・


と迷っているうちに、ゴミ袋に入れて、玄関に放置してから


1ヶ月が経っている代物です。


 


ブランドショップに行く以前に、これを着て、外に出る自分が、


今考えると信じられない。


 


しかも、体調が悪いからか、髭をそろうと思ったのですが、


どうも痛い・・・髭を剃る事も止めて、


思いっきり無精ひげ・・・


 


完全に


「お金ありません私!!!オーラ放出」


 


店員の皆様、こんな嫌がらせをする客をどのようにあしらうのかな、


期待していますよ!!


と、服装で語りながらも、もう時間が無い、と言う思いから


新宿に行きました。しかし、そこで待っていたものは・・・・


 


またまた続く