夢を抱いて、仕事を始めた人は、現実の厳しさに戸惑ってしまう。

こんなはずじゃなかった。これは自分のやりたいことではない。

夢を抱き、希望を持ち、自分の未来を想像して、

そして、受け入れがたい現実と遭遇する。

辛いと言う気持ちがわいてくるのも仕方が無いと思う。

一方、夢は無い。自分の仕事に理想は無い。

こんな男は結構、現実の厳しさにへこたれない。

こんなものか、と受け入れてしまうから。

今まで、夢を持っていました、と人が言う。

しかし、夢を失ってしまいましたと、やはり言う。

それが現実、それが現実？？

今の自分は、予想していた自分とは違います。

だから、私は予想していた自分に近づくために、行動を起こします。

そうして、目の前から去る人もいたりする。

でも、私はこう思う。夢に思っていた仕事、予想していた自分は、あくまでも昔の自分・・

一生同じ夢を持ち続けるのは、とっても難しいと思う。

現実は常に更新される。でも、夢はしばらく停滞したまま。

動くものと、動かないもの。これを一致させるのは難しいと思うう。

夢を変えてしまう。現実に則した夢を持つようにする。

更新される現実と、更新してしまう夢。

いつまでも、同じ夢ではないけれど、現実を精一杯生きるためには、結構有効な手段。

そう、目の前の現実を受け入れてしまうこと。

受け入れてしまってから、夢をもう一度、作り直してしまう。

いつの間にか、夢は姿かたちをそっくり変えてしまう。

白かった夢が、黒くなってしまったりする。

それは淋しいことですか？

いつまでも、同じ夢を持ち続けることのできない、意志の弱い人間なのでしょうか？

私は受け入れる強さがあると思うし、

意志を貫く強さもあると思う。

自分の信じた方法で良いと思う。

自分を信じることができる人が、一番強い。