無題ドキュメント
それは昨日の出来事だった。
夜中の2時ごろ、私は腕に強い痛みを感じて、思わず飛び起きた。
「イテッ」
と思わず叫んでいた。腕を見ると、かなり赤く腫れ上がっていた。
蚊に刺されたとは思えないくらい、赤く腫れ上がっていた。
おまけに、腕の痛みも尋常ではない。
家に適当な薬も無かったので、水で冷やしてそのまま寝ることにした。
朝、腕の痛みもひいていたので、そのままにしていたが、
虫さされの薬は必要だと感じて、薬屋に行った。
その薬屋のおばちゃんと私の会話。
私 「虫刺され用の薬ってありますか?」
店員 「これなんかがお勧めですよ」
と、勧める理由を懇切丁寧に話してくれた。
商売熱心で、親切で感じの良い人だな。
と私は心の隅で思っていた。
私 「実は、昨日結構すごい蚊に刺されたみたいで、腕が腫れてしまったんですよ」
腕を見せる私。しばらく沈黙が起こった後、店員はその静寂を破るようにこう言った。
店員 「何に刺されたの?山奥にでも行ったの?」
私 「・・・いえ、自分の家で寝ているときに刺されました」
確かに私の家は汚いですよ。自分でも足の踏み場に困ることがありますよ。
しかも、最近は忙しかったから、家事をできませんでしたよ。それでも、
私を刺した蚊(と思っていた生物)は山奥に生息しているようなゴツイ奴なんですか???
そんな生物が私の家の中に生息していると言うことですか!!!!!
と心で叫びながら私は平静を装っていると、店員が続けざまにこう言った。
店員 「その傷にはこんなんじゃダメ。こっちのほうが良いよ」
と別の1000円もする高級な薬を勧めてくれました。
私の蚊に刺された痕が、「傷」にクラスチェンジしていて、おまけに新しいお勧めの薬は
最初に勧めてくれた薬の2倍の値段にクラスチェンジしてしまいました。
あれだけ、熱心に説明してくれた薬をあっさりと破棄して、別の薬を勧めるほど、
私の腕は楽しい状態なんですか?
と聞きたかったが、こんなにいい人が勧めてくれたんだ。
きっと俺の腕にはこの薬が必要なんだ。
値段が2倍になったことは気にするな。
俺の腕は傷ついているんだ・・・
もちろん、何の疑問も持ちませんでしたよ。
ええ、疑問なんてこれっぽっちもね!
お勧めの1000円もする薬を値切ること無く購入して、家に帰ろうとした瞬間、
「とりあえず、蚊取り線香を買わないと
俺は死ぬ、確実に死ぬ」
と言う恐怖感に駆られて、再び売り場に足を運んだ。
何が良いのか・・・これか?それともこれか?何しろ
我が家の未確認物体(UMA)は
半端ではない。
蚊取り線香で大丈夫なのか??
などと考えながら私の目にとまったリーサルウェポン、それは・・・
続く(かどうか分からない)
(続きが気になる、と言うメールがあったら書きます)