目次過去未来


2007年02月19日(月)  『バルタザールの遍歴』

会社でお世話になっている先輩から、佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』を借りて読んでいた。
金曜日の夕方に借りて月曜の夜に読了。私としては頑張って読んだ方だ。
何しろ最近の新潮文庫と違って、1ページあたりの字数が多い時期の文庫だから。

持ち主の先輩は歴史モノとか時代モノとかの話の流れから
この本を貸してくれたわけだが、(ちょうど読み終わったところだったそうだ、)
個人的には世界観の整ったファンタジーとして読ませてもらった。

主人公「たち」、つまりメルヒオールとバルタザールの何気ない対話が、心地よく、自然と馴染んでくる。
そして、ところどころに散りばめられている、主人公たちの洗練された哲学。

完全に外国文学の翻訳を読んでいるようなつもりで読み終えた。
時間のある方にはぜひお勧めしたい。



******
これまでよりもだいたい1時間ほど早起きしている毎日。
早く働き始める分だけ早く仕事が終わるので、
単に1日が長いということもあるが、それに輪をかけて、夜寝るまでの時間が長く感じられる。

精神的な余裕が出てきたことで、時間的な余裕も出てきた。
この時間を有効に使わなければ、と思うわけだが。

何をしようか。


真 |MAIL