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2003年10月12日(日)  旅の途中の読書記

今回の旅は、不思議なことがあった。

福岡に行くということを全く考えずに買った本が、
遠藤周作の『海と毒薬』だった。
この話は、中心的な舞台が、九州のF大学なのだ。
自分でも、偶然にびっくり。

遠藤周作は、すごい作家だという気がする。
この話に関しては特に、
ストーリーの作り込み具合も、
テーマに対する真摯さのようなものも。

ともすれば生きることに飽きてしまいかねない「現代人」に、
ぜひ読んで欲しい1冊。

* * *
そういえば、今回の旅では、
この小説に出てくるような博多弁は耳にする機会がなかった。
ちょっと残念。


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焼酎がうまいというのはいいことだ。
博多の胡麻焼酎は、胡麻の香りがする、と我が家で評判。


真 |MAIL