想
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2003年05月10日(土) |
風呂場のフィクション・2 「おおきくなったら」 |
彼は、 有言実行型の父親と、 決断力のある母親との間に生まれ、 12歳で両親を失ってからは、 不言実行型の叔父と、 責任感の強い叔母との間で成長した。
そんな彼が、5歳の誕生日に話した夢。 「おおきくなったら、‘うちゅうのおおさま’になりたい!」
高校の卒業文集に、彼はこう書いている。 「チャレンジ精神を忘れず、自分に出来る限りのことを精一杯やる人間になりたい。」
25歳で核開発に関わった彼は、 その後20年足らずで、世界を征服することとなった。 彼の目は今、夜空に輝く星たちに向けられている。
****** 今日のは、厳密には「散歩中のフィクション」。
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