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2003年01月03日(金)  昨日の出来事 及び 考えたこと の 記録

 どんなに勉強ができても、周りのことを考えない人間は心から尊敬できないし、尊重できない気がする。世の中にはいろんな人間がいるということがわかって、さまざまなことを「かわす」術を覚えた僕には、もう「冷静さ」の重要な意味がわかってきている。〔その時、その場に応じた対応を。〕〔自分の立場をわきまえて。〕〔無駄な抵抗はしない。〕自分を信じることのできる僕は、自分に従って行動する。それが何よりいい結果を生む。ただ、やっぱり、人のことも考えなきゃだめだ。平和に、「良く」生きていきたいなら。


 木村拓哉(や、石井竜也や、レオナルド・ダ・ヴィンチや、アインシュタイン)のように、マルチな才能にあふれた人間が好きだ。・・・あまり贅沢を言わないなら、多くのことに興味と熱意を持って行動できる人間が好きだ。
 さらにいうと(フレンドパークの木村拓哉を見て思ったが)、あの、大勢の人が注目する瞬間や人の気をそそるタイミングを図った動き、自分がメインに置かれていることを知っていて出す仕草、そういうものを「いい」と感じる自分に気づく。反発心を覚えながらもかっこよさにクラクラする。木村拓哉は本当にいい歳の取り方をしていると思う。
 この後に話題に上るS監督は「自分を有名人だと思ったら監督業はやめるべきだ」というようなことを言っていたけれど。期待されているものを撮るようになってしまうからだそうだ。ただ、俳優や芸能人という人種はむしろ、人から見られる自分「も」知っていなければだめだと、やはり思う。


 S.スピルバーグが自分について語るショー形式の対談番組を見た。(去年、BS2を録画しておいてもらったやつだ。)
 その対談を見る前に、『未知との遭遇』(同じように録画を頼んどいたやつ)を観たが、惹きつけられる作品だなぁ、と思ったくらいで、それほどの関心や感動を与えられたわけではなかった。(その対談を見るまで、『シンドラーのリスト』が彼の作品だとも知らなかった。ただ、話の流れから、とても納得がいく作品だとも思った。)スピルバーグの言葉を聴いてから、月並みな言葉で申し訳ないけれど、この人はすごい人だ、と思った。学ぶべきものが本当に沢山ある、と思った。ただ自分よりも歳を重ねてきたからじゃない。才能でもないかもしれない。あえて言うなら(失礼だと感じる人もいるかもしれないので先に謝っておく、えらそうな口を利いてごめんなさい)、可能性というか、人に感動を与えるに相応しい人だという印象を持った。
 冗談ではなくて、「ああいう人」になりたい。ネタを言葉に特化するなら、話す言葉の全てが真実味を持っていて、言葉が聴かれるべき価値を持っていて、語るべき言葉を持っているような人。彼自身が自分のことをどう思っているか、本当のところはわからないけれども。やはり、自分のことはよく知っていなければならない。〔人の声にも耳を傾けるべきだ。〕


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 もしかしたら後日直すかもしれない。直後に書くと客観的でなくなって、人に伝えたいものとそうでないものとの区別がつかなくなるから。

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1月29日訂正。
友人の助言に従って、レオナルドを付加。
他の内容には手を入れなかった。


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