想
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2001年12月23日(日) |
今日も誰かの誕生日。 |
朝7時。休みの日の東京駅周辺。 日の丸が、きちんと整列している。微かな風に時折揺れる。 街全体が、朝特有の清潔感を与えられて、誇らしげに横顔を輝かせている。
通りに人の姿は少ない。 ふと、ある人のこんな言葉を思い出す。 「正月に、静かに散歩でもしたいと思ったら、 丸の内辺りに行くといいですよ。本当に誰もいませんから。」 なるほど。
*** この時期、この時間帯に高速道路に入ると、ちょうど目の高さに太陽が来る。 今日もまた、眩しい1日になる。 ***
眼下の川を、滑るように1隻の船が行く。 その跡にできる緩い水面の上下に、水鳥はまったくの無抵抗だ。
いま、遠くにくっきりと富士が見えた。真っ白で不動の“不二”。 あんなに堂々としているが、たまには文句のひとつもないのだろうか。 自分だったらきっと思う。「雪つめてーよ!!」・・・・・・。
バスは進む。また、新たな1日が始まるのだ。
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