Diary




2002年01月12日(土)
風をあつめて

 はーい。


 小さい頃をちょっと思い出す。友達の家に遊びに行ったのに本を読み出したらとまらない子だったのを。
 小学校の低学年くらい。そのころ一緒に遊んでた友達のそのころのことを。優しい気持ちになる。
 私の今まででは小学校の時や中学校の時よりも高校時代がいちばん楽しかったけど、小中学校の時もかなりけっこう楽しいことや幸せなことはあったなぁ。
 私の人生捨てたもんじゃないわー。と思う。(笑) けっこうしょっちゅう思う。


 ばななさんのハネムーンを再読した。出てくる男の子の名前が、裕志で「ひろし」なんだけど、初読の時ずーっと「ゆうし」だと思って読んでたので、今度もやはりゆうしだと思いこんで読んでた。
 ばななさんの登場人物の名前って(とくに男の子の方って)なんだか全然おぼえられない。女の子はみかげにまりあにとりうみにんぎょとおぼえられるんだけどなー。
 ハネムーン、えーとあれは去年高三の時の夏の……大学のオープンユニバーシティを見にいったときに、文庫で出ていたので買って、帰りの汽車で読んだのだったわ。
 汽車の席は大好きな友達の横だったわ。その友達の横でハネムーン読んで私はぽろぽろ泣いてた。その友達の横でぽろぽろ泣けたこと、なんだか私にとっては大事な思い出だわ。


 それにしても私何でこの学部にいるのだろうね。
 私の思ってる世の中は私の世界はあまあまなのかしら。まぁそうなのだろう。だてに素面の文学少女やってるわけじゃねぇ。
 いいわ。それでも4年後6年後には、例によってわけわからんロマンを熱く熱く語るエキスパートに、ちゃんとなってやるから。


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