くうそうえまきぞら。

中国と日本と。 2004年08月10日(火)

サッカーのアジアカップが終わって。
何とか決勝戦だけ生で見ました(笑)
相変わらず私は宮本選手ラヴっ子なのでずっときゃーきゃー言ってたんですが。

いろいろなことが言われていて。いろいろなことがあって。
なんとなく思ったことを書きたいと思います。


実際に試合を見て、やっぱりむかつきました。
日本に対するブーイング。

でも、それを批判するだけというのはやっぱりいけない気がします。

例えば重慶。
あの都市で戦争中に日本軍がどれだけの数の人を殺したのか。
その数をちゃんと知っている人がどれだけいるのでしょうか。
(私も詳しい数は知りません。大口叩いてすみません)
重慶だけでなく、中国の多くの都市で、何十万、何百万という数の人を昔日本人は虐殺しています。
その事実をどれだけの人が知ってるのでしょうか。

実際にそれをちゃんと把握していて、あのブーイングやあの騒動の事を批判するのなら良いのですが、
それをちゃんと理解していないでただブーイングされたから、
試合中不快だったから、試合の後に暴動が起きたからというだけで批判ばかりをしているのではいけないと思うのです。

例えば自分の大切な人が殺されてしまった時
殺した人を恨む気持ち、殺してやりたいと思う気持ちは、誰にでも生まれるのではないでしょうか。

自分の母親や祖父母に当たる人が大量に殺された過去があって、
それから60年でその感情を全て捨てる事が出来るのか。
小学校や中学校の時にその事実をまざまざと突きつけられて
相手を恨まずにいられるのか。

その様な感情があるかもしれないこと、実際にあるという事実を知らないまま、日本人は身勝手に中国の人を責める事など出来ないと思います。

実際、小学校や中学校の教育で私達はどれだけのことを教わったのでしょうか。
広島、長崎の原子爆弾。沖縄の地上戦。東京の大空襲。
そのほかに、これは知っていると胸を張っていえることはありますか?

日本という国が戦争中に日の丸を掲げてやったこと
中国・朝鮮・フィリピン・その他の東南アジアの国々で行った事を私達はどれだけ語れますか?

例えば、
ある友達A君が、昔自分をめちゃくちゃ虐めていたB先輩について回っていたら、
A君にむかつく気分は生まれませんか?

日常では表に出さなくても、他の友達C君とけんかをしていたときにC君を応援してしまう。
ちょっとした時に表に出てしまう。
それではいけないのでしょうか?(さすがに今回はやりすぎですが)

そういうことがあると前提に置いた時。
今回のブーイングも暴動も。ある種しょうがないのではないかと思ってしまうのです。

しょうがないと言うのではなんか表現がおかしいですが。
一方的に文句は言えないと思います。


一応私の言いたい事は以上です。
ちょっとすっきりしました。


おまけ。
片想い状況はどんどん深刻になってます。・・・・どーなる事やら。


sora

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