828 ニッキ



2004年03月05日(金) 突然の別れ

本日、また、普段電話がかかってこない時間に突然、電話が。
なんだか、ビクビク癖がなおらない私。
ソぉーっと出てみると、神戸の母でした。やはり!
祖母の調子が悪くなったのかと「どしたの?何かあった?」と聞くと
予想外の答えが返ってきました。
「名古屋のおばあちゃんがね・・・クモ膜下出血で倒れたんだって。」
もう、びっくりするやら、どうしてよいやらわかりませんでした。
朝遅くに、用事をして、具合が悪くなったのか、布団に入ったらしいです。
それで、その後、一緒に住んでいる従姉妹が発見した時は意識がなくて。
病院に運ばれて、クモ膜下出血と診断されました。
現在は、植物人間状態で意識もなく、手の施しようがないとのこと。
意識もないし、行っても仕方がないので、今は行かなくてもいいけれど、
多分、もう助からないから覚悟しておくように、と言われました。

この祖母は母方になります。
一緒に住んだことはありませんが、元々、神戸出身であるし、
同居している母の兄の仕事の都合で、名古屋に住んでいたこともあって
小さい頃は、よく神戸に来て、泊まっていってくれていました。
小さい頃、祖母が泊まりに来てくれている時に、朝、私を起こしてくれる時に
「おおきな〜れ、おおきな〜れ」って手や足、体をさすってくれたことを
すごく覚えています。子供心にすごく、心地よくて、暖かかったです。
祖父は数年前に他界していたのですが、祖母は足が悪い、腎臓が悪いと言いながらも
いろいろ気を遣ってくれて、ああ、元気なんだな。。。と思っていました。
お盆にお菓子を贈ったら、白桃を贈ってくれたり。
最後に会ったのは丁度2年前でした。わざわざ、東京まで来てくれました。
その時、一緒に撮った写真が最後の写真でした。

そんな祖母との別れがこんなに突然、やってくると思いませんでした。
先日の祖父の時もそうですが、人間って儚いなと思い知らされました。
人の夢と書いて儚いと読みますが、本当に儚いのは人そのものかもしれません。
今、まだ生があるとして、あの祖母と前のように話すことは出来ません。
いずれ来るであろう、祖母との別れを前にして、今は祖母が少しでも苦しまず、
安らかに眠ってくれることを切に願います。


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みっきー
ひとことお願いしまふ。


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