2年前の今日、私は何をしていたか。。。 丁度、仕事から帰ってきて、テレビが付いていて、 一機目の飛行機がWTCに突っ込んだと特別報道番組が流れていました。 そして、夕食をとりながら母とテレビを見ていたら、二機目が突っ込んで。。。 なんだか、映画でも観ているかのような不思議な感覚だったことを覚えています。 映画の中だけの世界だと思っていた事が現実に目の前で報道されていて、 とてもショックを受けました。 ミニチュアじゃないよね?CGでもないよね?と何度も目を疑いました。 戦争というある流れから来ているある程度、想像のつく出来事ではなく、 ある日突然起こった、テロという馴染みのない事実を改めて認識しました。 当時、私はあまり海外トレードもしていなくって、知り合いのトレーダーはアメリカに一人、 しかも、テキサスだったのですが、一生懸命、彼女にお見舞いのメールを書いたことを覚えています。 今ほど、英語のメールにも慣れていなくって、なんと表現してよいのか とても苦労して、それでも何かを伝えなければと一生懸命でした。
あれから、丸二年が経ちました。 私にもたくさんのアメリカ人の友達や知り合いが出来ました。 海外と交流のある日本人のコレクター仲間の方ともたくさん知り合うことが出来て、 あの同時多発テロで大切なお友達を失ったんだよ。。。と教えて頂いたこともあります。 先日、初めてアメリカという土地に行ってみて、彼らの文化や考え方、姿勢の違いも 肌で感じることがで出来ました。 それは日本人にはないもの、見習わなければいけないもの、尊敬するべきものでもありました。 私は今、たくさんの海外の方と交流を持てて、 そして、その交流を持つきっかけになったコレクションをしていてよかったと思います。 9.11はアメリカの方にとって世界の人たちにとって、忘れえぬ出来事です。 日本に原爆が投下されたことのように、決して忘れてはいけない歴史の爪痕です。 人が何故諍い、争い、殺しあわねばならないのか。。。 そのことを見つめ考え直す上で重要な出来事です。
今も昔も大きくひとくくりに日本人、アメリカ人、イギリス人、多くの民族をくくるより前に ひとりひとりのちいさな点として繋がっている人たちがいます。 日本とアメリカが戦った時、国際結婚をし、日本に身を置いていたアメリカ人が どんなに辛い思いをしたのか。 イラク戦争を攻撃すると表明したアメリカの人たちと付き合いを持っていた、 非戦国家である日本の人たちが何をどう表現したのか。 「貴方達は戦争をする国ですから、付き合えません。さようなら。」 そんな子供じみたことを言えるわけもなく、それ以前にもっと小さなそして大切な付き合いがありました。 私はジャッキーの国が攻撃をしたとしても、それはジャッキーがしたわけでも、 決断したわけでもなく、彼女はやはり大切なお友達です。 そういった点と点とのつながりが広がっていけば、争いはなくなるのかもしれませんね。 そんな単純な問題ではないのかもしれませんが、所詮、人と人とは和である前に 個であると私は思います。 群集心理、集団に動かされる前に、自分を明らかに認識しなければいけないと思います。 9.11というひとつの大きな出来事のあった日、今の自分の世界から考えてみました。 あの日、失われたおおくの方々のご冥福をお祈りします。 そして、大切な方を失われた方の心が安らかでありますように。
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