2007年04月09日(月) |
それは突然訪れた 〔vol:1〕 |
ほろ酔い気分の深夜、話がしたいと言ったアタシに。 テレビを消して、まとまらない私の言葉を ただじっと聞いていたゴリさん。
そうだ、最近、電話で大事な話をされる事が多くて。 ワタシはこういう風に。きちんと相手の体温を感じて。 ただただ、ゆっくりと会話がしたかったんだ。
ゴリさんも、一通り言葉が途切れるのを待ってから ゆっくりと口を開き。 ワタシも、それに対して言葉を返してゆく。
何度目かのやり取りの後。 ベッドの角に顔をもたせて、ワタシを見ていたゴリさんが ごくごく今までと変わらない調子で、口を開いた。
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