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2006年12月18日(月)   できることなら。  

sexが嫌いではなくなってきたという事に関して。
ゴリさんが初めて昔の彼氏のことを聞いてきた。




あまり過去の事を聞いてきたり。
過去の人間と自分を比べるとか、そういった安っちぃ事をしない人だっただけに
ああ、こういう面もあるんだなと思いながら、向き合ってた。



事実として。
彼氏や旦那とのsexの記憶で、良かったという気持ちはない。
好きな相手が望むから体を貸す的な感覚で。
どちらかと言えば、私からせがむことはなかった。
ひっついて寝る方が何倍も気持ちよかったしね、
人間の体温だけで、ワタシは十分満たされてた。




別に、其処まで詳しく言う必要もなさそうだし、
単に、sexがスキではなかったことに対しては、普通に認めた。




きっと、思うに。
昔から常々、「シイナは人を本気で好きになったことが無いからだ」と云われていて。
別に、彼氏や旦那を嫌いだと思ったことは無かったし。
好きだという感覚があったし。
そんなことは無いと心の中で否定はしていたものの。




ゴリと付き合うようになって初めて知る感覚とか
沸いてくる感情を考えると、あながち間違った指摘ではなかったのかもしれないと思う。






顔の油が嫌じゃない。


湿った耳カス取るのも苦痛じゃない。


朝起き抜けにキスされるのが嫌じゃない。


思い通りにならないゴリの行動が不服じゃない。




小さいことダナーと突っ込まれそうだけれど。
こういう小さなことが、後になって積もってデカくならない?





『ずっと』 続くかどうか解らないけどさ。






もう少しで、お互い眠りに落ちようとしていたとき。
ぼんやりとワタシがつぶやいた言葉。








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じゃぁさ、それは。




同じくゴリがゆっくりとした口調で
















出来る限り、最後まで一緒に居たらそうなるやんな。














そうだね、











本当に、そうだったら、いいな。












お互いもう いい歳だし
永遠とか、ずっと、とか、夢物語を語るほど、いい子じゃないけれど。








それでも、たまに、そう思いあえる時間も悪くないよね。



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