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2006年08月29日(火)   Yのこと。そのに  

Yのこと。そのいちは、ここ

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いつか会えますよ、と共通の友人は言う。
けれどワタシは解ってる。
同類だから、解ってる。


一切のしがらみを切っていくこと、
もう、会うつもりは無いこと、


だから、Yは誰にも告げずに、姿を消した。





自分をピエロと言う人だった。
踊らされるピエロではなく、
素顔をあかさないピエロ。




いろんな表情を持ち、
仮面の下から、覗いてる。




Yは特に説明しなかったけれど、
何を言いたいのか、とてもよく解った。




Yの写真が大量に発掘された。
会えなくなった7月から、11月まで。
同じ会社の別の営業所に居たから、
役職が付いたYの写真は容易に出てきた。



会えなくなった頃、
私は必死で探していたのに、見付らず、
会えなくなった今になって、沢山出てきた、「痕跡」





やっぱり、手首に目が行った。







私があげたブレスは、ちゃんと其処にはまってた。






「オレのところに来ないか」





そのメールが来た11月まで





手首に、その存在はあった。




ブレスをしたYの写真が後から後から出てきた。












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泣いた。




初めて、泣けた。












たった、数回、
時間にしたら、ほんの数日、共有した、存在。





色濃く残っている、そんな存在。

















会えるものなら、会いたい。
会いたい。

















一緒に行った場所、
貰った小さなぬいぐるみ、
声、使われていない、携帯電話番号、電話帳、
消せない、繋がらないことは解っているのに。

















今、何処で、何をしていますか、
何を、思っていますか、











話しかけます、話せなかった言葉。




















Tも、Yの事を知っています。
唯一、彼だけが、私の心の奥底にくすぶる本音を知っていて、
とても貴重な存在だったりします。







以上、Yのことでした。

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