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作家の鷺沢萠さんが11日に亡くなられた。 12日の朝、そのことを知り、とにかく信じられない気持ちでいっぱいだ。 今も信じられないのだが、鷺沢さんは自分のホームページを持っており、その管理人である渡部さんがお通夜と告別式に参列してきたとページ上で報告しているので、信じるしかないのだろうが。 ここのところ風邪っぴきで、ルルを1瓶空けたと書いてあったのが7日の日記。9日の日記では難読苗字の紹介をしていた。 そして12日の新聞で見た「鷺沢萠さん心不全で死去」の記事。 風邪薬の副作用か?ととっさに思った。が、その後、webニュースなどでは「鷺沢萠さん、首吊り自殺」と修正されていた。 なぜ・・・
俺は鷺沢さんの書く文章がとにかく好きだった。 それは、この人は自分の身を削ってこの文章を書いているんだろうと思ったからで、その作業はとても過酷だろうと勝手に心配もしていた。 しかし、その作業とバランスをとるように、普段は酒を愛し、麻雀をこよなく愛していたので、切羽詰る度合いも軽減するのだろうとこれも勝手に想像していた。 なぜなんだろう。自ら命を絶つって。
鷺沢さんの文章は教科書での引用がとても多いようです。 この文章に書かれていない、隠れた作者の心理を読み解けってことのようです。 それって無粋だなって思うんですが、そんな文章を18歳から世に認めさせた鷺沢さんは俺の憧れでした。 だからね、なぜ最期をそうしたのかを詮索なんてする気はないんだけど、それは本人にしか分からないことだし、本人にも分からないこともあるし、でも、なぜ?と思ってしまうのです。
俺の友人が作った詩です。 29歳で天に召されてしまった。(以前も紹介しましたが)
「統一」 人は・・・・・。 自分の意思で、生まれてきた訳ではなく、 此の世に誕生したいと、願った訳でもない。
けれども、神の意思の命ずるまま、 運命と言う名の下に、 此の世に誕生した。
これが間違いのない、真実ならば、 死ぬ時も、 自分の意思で、死んでは、ならない。
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