ばったり


社員食堂で不意に「夢寐さん(実際は本名で)じゃないですか?」と呼びかけられてびっくり。
○年前、私が最後に正社員として勤めた会社の先輩で、一緒のグループで仕事をしていて、私とほぼ同時──正確には向こうが一ヶ月くらい後──に退社した方でした。
私のようにそこら中をふらふらしている派遣(契約)社員をやっていると、前に一緒に仕事した方と会うことはたまにあるのですが、正社員時代の同僚に会うのは初めてで、なんだか感慨深かったです。
  • ヨーロッパ鉄道紀行 (宮脇 俊三 新潮文庫)
「ヨーロッパ鉄道紀行」
エッセイ自体は相変わらず面白かった。
知識の無い人間にもさりげなく鉄道とそれを取り巻く環境の魅力が伝わってくる。上段に構えたところのない、自然体が心地いい。
しかし、私的には解説がいただけない。鉄道関連を書く作家としての先達に百間先生を上げているのだが、「百間先生は『常人と違う視点である』から、宮脇さんの作品のほうが女性でもすんなり入りやすい(意訳)」的発言は百間先生の鉄道紀行記が好きな女である私としては受け入れがたい。常人と違う視点であればこそ、鉄道マニアでなくても楽しめるという面もあるのだと思うし、そもそも「女性でも」とターゲッティングしなくても「鉄道に興味が無い人」でいいのでは。(実は同様に「男性でも楽しめる恋愛小説」などの文句もあまり好きではない。気にしすぎなのかもしれないけどなんかこう引っかかる。)
まあ本編とは関わり無いといってしまえばそれまでなのだけれど、なんとなく興ざめだった。

2005年04月19日(火)



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