2003年04月19日(土) |
春だから・・・思い出す |
春と言えば・・・
毎年ばぁさんがおかしくなる季節・・・
あれが無くなった!
○○さんが、あたしの部屋から何かを持っていった!
知らない間にアソコに置いてあった物がコッチに置き換えられている!
あたしの下着が別の下着に変わっている!
挙げたらキリが無いほど毎年変なことを言う・・・
ありゅは毎日、入院しているばぁさんの見舞いに行っている。
ワイはほぼ毎日、そのありゅを仕事帰りに迎えに行く。
短い時間ではあるが、ばぁさんの毎日の様子はワイでも分かる。
ありゅの説明も有るし、日記(Mother)も有る。
だから、ここではあまり取り上げないで、くだらない事をマイペースでUPしているが・・・
ここ数日のばぁさんを見ていると、
「この先どれだけ生きれるのか?」
「家に帰ってこれるのか?」
「このまま病院で・・・」
と考えざるを得ない・・・(ーー;)
ワイは医師ではないから詳しい事は分からない。
でも日に日に弱っていく姿は、もう後が無いとしか思えない・・・
今日、絹江も連れて3人で病室へ入ると・・・
グッタリと寝ていた
決してグッスリとでは無い。
床擦れを起こさないように枕が左の肩から腰に掛けてひいてあった!
今まででは、考えられない事だ!
もう自分では寝返りも打てない程、体力が無くなっている証拠でも有る・・・
ワイらが行っても、ピクリとも動かず、気付きもせずに寝ているのだ。
今までなら、「気付かない」なんて有り得ない事なのだが・・・
ここ数日、見舞った後に見せるありゅの涙・・・
それは、
「もう治る事は無い」
「手の施しようが無い」
と言う医師の言葉に絶望を感じているのだろうか・・・
これまでの闘病生活を含む諸々の事を思い出し、居た堪れなくなっているのだろうか・・・
誰もが必ず迎える最後の時。
ありゅは、それをシッカリと受け止められるのか・・・
そのありゅをワイが受け止めてやらねば・・・
感謝と配慮の言葉を忘れないばぁさん・・・
痴呆でかなりトンチンカンなばぁさんではあるが、
人への感謝だけは忘れないばぁさんに、驚きを隠せません・・・
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