ダメ日記 40s
四十にして惑う
                                           
2002年12月27日(金) モロビト

これはクリスマスに突入するちょっと前の話です。

なぜ今になってそんな話をするかというと、クリスマスを目の前に
恋人と楽しい気分で過ごそうとしている人達に、水を差すようなことが
あってはならないと、おれなりの配慮というか心遣いというか。
そもそも、なんでクリスマスにみんな浮かれ気分なのか。浮かれ気分なのは
いいとして、なぜおれはそのような幸せな人たちへ心配りをしているのか?
そんなこと考える必要はあるのか?なぜ最近初期投資がかさむのか?


・・・話が脱腸してしまいましたが。←

要約すると、クリスマスの数日前に起こったできごとを
いまさら話すということです。(一行目に書いてますが)



おれはいつも行くうどん屋でうどんを食っていた。
もうすぐクリスマスだからであろうか、店内にはクリスマスっぽい音楽が
流れていた。ちょうどその時流れていたのは、「もろびとこぞりて」。
この曲をきいて、クリスマスだというのにネオプラネットのファンファーレが
まず最初に思い浮かぶ人は、心のさみしい人です。はい、おれです。

まあとにかく、その曲が流れていたわけである。
店内にはおれの他に親子連れの客がいた。母親とまだ幼稚園くらいの姉妹である。
その姉の方が曲に合わせて歌いはじめた。

姉「レードーシラー、ソファーミーレー、ラシー、シドー、ドレーー。」
(正しくは、ところどころ♯がつきます。)


うわーこの子、音階で歌ってるよー。
この幼い子供は、聞こえてくる音が全て音階で聞こえるのだろうか、
もしかしてこれって絶対音感ってやつ?すごいねー、英才教育だねー。

おれもこの曲はラッパで吹いたことがある。しかし、暗譜するほど何回も
演奏していないので、すぐに音階とか思い浮かばない。しかもこの子供が
音階で歌ってるのを聞いても、おれには正しいかどうかもよく分からないのだ。
小さいときからピアノとかやってると、絶対音感とか身についたりするん
だろうなー。子供ってすごいよ。おれはとても感心してしまった。


・・・しかし!その後曲が進んでいき、転調したのだ。

もともと転調するような曲なのか、そういうアレンジがたまたま施されて
いたのかはよく知らないのだが。

そして、子供は歌いつづけていた。


姉「ラシー、シドー、ドレーーー!」



おれ「・・・(かわってねーやん!)」


おれの小さなツッコミは店内の喧騒にかき消された。
この時期だけに、幼稚園のピアニカとかで練習する機会があったんだろうな。


・・・ただそれだけの、ほほえましい話です。



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