「二度寝の科学」
二度寝はいい。 毎朝毎朝こりもせずにおれは二度寝を繰り返し、 学校に遅刻している。
一度はちゃんとした早い時間に起きているんだ、という事実が 間に合う時間に学校に行かなくてはいけない、という自分の気持ちへの 言い訳となる。
でもまた寝る。
一度起きた後に寝る、あの浅い睡眠は本当に気持ちがよい。
また起きる→また寝る。
毎朝この無限ループにはまってしまう。 結局大幅に遅刻することとなり、「おれは何をやっていたんだ。」 と反省し、我に返るのである。
二度寝した際に、よく夢を見る。 そして夢の内容は、次のようなものであることが極めて多い。
1、起きる。 2、シャワーを浴びる。 3、歯磨きをする。 4、着替えて学校に向かう。
こんな朝の準備をする夢を見るのだ。 そして実際に起きて愕然とする。あれは夢だったのか・・・と。 そして今度は現実の世界で、もう一度同じ動作を繰り返さないといけない。 つまり二度手間だ。これはいかん、面倒だ。 あー、もういいや。寝よう。こんな感じ。
おれの朝はいつもけだるい。
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