連休というのに雨ばかりで困る。 ますます外に出たくなくなる。
連休に入る3日ほど前だろうか、深夜に学校から帰宅する途中で 豪雨に遭遇してしまった。あんなにひどい雨は久しぶりだった。 おれが帰る直前は小雨、そして学校を出た瞬間ドシャ降りになる。 そして家に帰り着くとまた小降りになる。まあいつものパターンだ。
おれは雨男だ。(2001年04月09日日記参照) 雨男のメカニズムについては理解したつもりだったが、やはり腑に落ちない。 だっておれが家につくと雨が止むんだよ、おかしくない?
しかし、いつまでもウダウダ言っててもしょうがないので、たまには 前向きに考えてみることにする。
雨とはただ不快なものでは無い、人間にとって必要不可欠なものだ。 生活用水にしろ農業に必要な水にしろ、大部分は雨により得られるのではないか。 雨が全く降らなかったら大変なことになる。
そのような恵みの雨をおれはもたらしているといっても過言ではない。 事実、以前まで渇水に悩んでいた福岡も、ここ数年水不足にはなっていない。 それは、おれが大学に入って福岡に来たからだ、とおれは確信している。
ダムの効率化?工業用水の削減?そんなの関係ない、 おれがいるからこそ福岡は水不足にならずにすんでいるんだ。 もっと感謝して欲しいものだ。
ずっと昔、農業は完全に雨という自然現象にたよっていた。 雨がよく降れば豊作、あまり降らなければ不作・凶作、 全く降らなかったら大飢饉である。 そんな時代に雨男のおれがいれば、人々に崇拝されていたと思う。
雨が少ない年は、村長がおれにお願いにくる。 おれは法外な謝礼金を村長に要求する。しぶしぶ要求を聞きうける村長。 そしておれは祭壇にあがり、天に向かって祈りをささげるのである。
・・・しかし雨は降らないだろう。 金を返せという村長、村人たちの冷ややかな目。
「雨が降ってほしいときには降らない。」
これも雨男アビリティーのひとつなのだ。
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