ダメ日記 40s
四十にして惑う
                                           
2002年04月15日(月) ケンコウシンダン 2

この前、学校の健康診断に行かなかったのだが、
おれはもう既に健康診断を一度受けている。

就職活動の際、履歴書とかと一緒に健康診断の結果も送らないといけなかった。
学校の健康診断では日程的に間に合わないので、
3月ごろにわざわざ病院に受けにいったのだ。

その病院の噂はきいていた。ろくに検査しないとか、3000円で健康が買えるとか。
まあ就職の検査で、そんな念入りに検査して何か悪いところが見つかったら
学生も困るだろう、という配慮なのかもしれないのだが。

というわけで病院に行ってきた。そのときのこと。

まず病院に行って受け付けを済ました後、おれはすぐにトイレに行った。
診察中にトイレに行きたくなったらマズいからね。おれはいつも慎重だ。

そして名前を呼ばれた。

看護婦「○○さーん、」

おれ「はい。」

看護婦「えーと、まず採尿ですね。あちらのトイレで・・・」

おれ「・・・すいません今は無理です。」


前途多難である。結局採尿は後回しになった。

その後レントゲンをとってもらった。これはいいとしよう。
次に脈をはかった。そのとき看護婦さんにこういわれた。

看護婦「すぐ採尿できるようにお水を飲んどきましょうか。」

おれ「あー、はい。」

看護婦「じゃあ、どうぞ」

なんかコップに水をジャーッと入れて持ってきた。
病院の水だし、もちろん飲めるんだろうが生ぬるく無味無臭である。
でもなんとか飲み干した。

看護婦「じゃあもう一杯。」

おれ「はい。」

はっきりいって、のどが渇いていない状態で、ただの水なんか
何杯も飲めるもんじゃない。でもがんばって飲んだ。

看護婦「じゃあもう一杯。」

おれ「はい。・・・(もうイヤだ)」

これはきっついな−と思いつつなんとか飲み干した。
もう飲めん、と思っていたら。

看護婦「じゃあもう一杯いきますか。」

おれ「・・・はい。」

しょうがないので飲み始めたところ

看護婦「・・・・冗談です。」

ブーッと吹き出しそうになった。冗談ですか?

その後、採尿も無事に終わり待機した後、
いよいよ医者の先生に名前を呼ばれた。

医者「きみ、体重は?」

おれ「・・・kgです。」

医者「身長は?」

おれ「・・・cmです。」

医者「そうですか、学部はどこですか?どんなとこを受けるんですか?」

おれ「・・・・です。」

医者「そうですか、最近は就職も厳しいと思いますががんばってください。」

医者「以上です。」


えーっ終わりですか、慎重と体重は自己申告制なんですか!?
だいたい内科検診してないんですけどいいんですか!?
その後ろにはってある、おれのレントゲン写真についてコメントは無しですか!?

数々の疑問を残しつつ、健康診断終了。
カルテ(というか多分診断結果)にパパーッと何か書いてたんで
覗き込んで見たら、「健康」という文字だけ確認できた。

3000円で健康を買った。まさにそんな一日だった。



My追加
 < 過去  目次  未来 >


三連シンちゃん [MAIL]