ダメ日記 40s
四十にして惑う
                                           
2001年11月22日(木) カンド

ふと思い出したこと。

中学時代、家が近くにあった友達のサブちゃんと
一緒に学校に行ってた時期があった。

冬の朝、おれはサブちゃんと会うといつもこう言った。

おれ「今日も寒いねー、寒度6やねー。」

寒度はおれが決めた寒さをあらわす単位であり、
1〜10まであり、数字が大きいほど寒い。

毎朝毎朝おれは寒度をサブちゃんに報告していたのだが、
サブちゃんの返事は、「ふーん」ぐらいのそっけないものだった。

時には「今日は寒度26」とか言ってみたが
それでもやはり返事はそっけないものだった。

よく考えてみれば、何が寒度だバカじゃない?
という気がしてきたので言うのを止めることのした。

その次の朝・・・

おれ「おはよー、今日も寒いねー。」

サブちゃん「そうやねー。」

おれ「・・・・・。」

サブちゃん「・・・・。」

おれ「・・・・・。」

サブちゃん「・・・今日、寒度は?。」

おれ「・・ああ寒度ね、7くらいかな。」



会話には順番というものがある。
それが乱れるとなかなかやりにくいものがある。

そんなことに気づいた冬の朝だった。



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