リュカの日記

2014年03月14日(金)

現在午前0時00分。
日が替わった。
親父の三七日が終わってしまった・・・

そういや、今日はホワイトデーか。
ニコ生で英語放送を検索してて「ホワイトデー」と書いてある放送があって、初めて気づいた。
母親からバレンタインチョコを貰って、今日でちょうど1ヶ月。
あの頃はまだ親父元気だったよな・・・

現在午前1時05分。
今日はそろそろ寝ようと思う。

今日は午後12時半頃に目が醒めた。
夢の中で、親父か母親かと選ばなければならない場面があった。
俺は「生きている方優先で」と母親を選んでいた。

ああああああああああ。
外うるせえええええええええよ。
うっとおおおおおおおおおおしいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

外で馬鹿共が五月蠅いから、先に外での用事を済ませておこうと思う。
どうせ家の中に居ても、馬鹿共のせいで何も出来ないんだし・・・

現在午後15時02分。
ビデオ屋に行って「のぼうの城」を別のディスクに取り替えてもらった。
あと、「新・西遊記」の入ったVHSをダビング屋さんに出してきた。
でも、1.2話目が入ってないかもしれない。
1.2話目を入れていたであろうVHSが見つからなくて・・・
1話から全部通してダビングしてもらいたかったんだけどな・・・
1.2話が入ったVHSはテープが切れてしまったので、もう捨ててしまったのかもしれないな。

親父から貰った手紙を、また書き写していく。
2通目の手紙だ。
ワープロで書かれてる。

「二十歳の○○(俺の名前)へ

昨年の夏は、○○や××(弟の名前)が久しぶりに、城崎へ帰り、いとこ達と遊び、昨年で最後になる城崎の家を見て、暮らせた事は大変良い事だったと思う。
ただ、帰りの車の中での○○との会話にはガッカリした。それは、普通の会話にならなかった為だ。一人で勝手にきめて、一人で結論を出しているが、それでは会話にならない。
お父さんが何を言っても聞いてくれない、お父さんが何を言っても怒る。『お父さんは、いつでもお母さんの味方で、○○の言う事には、全て反対だ。』と、○○は言っていたが、それは間違っている。お父さんは、何時でも公平に話しているつもりだ。

○○に手紙を出すのは、2度目だが、なんとか○○にお父さんの気持ちを正確に伝えたい為だ。出来る事ならば、二人の会話が出来るのが一番良いのだが、今のような状態では仕方が無い。

お父さんが、○○に対して望みたい事は、自立して、一人立ち出来る人間になって欲しいという事だ。ハッキリしている事は、よほどの事がない限り、お父さんのほうが○○より先に死んでしまう。お父さんが親である限りは、どんな事があっても、○○を育てるし、○○に困った事があれば助ける事も出来るが、お父さんが死んでしまえば、何もしてあげる事が出来ない。

○○を大学に入れたのは大変重要な意味がある。一番重要な事は、大学の4年間で生涯自分が何をしたいのか、将来の自分の職業を決めなければならない。
好きな事や、面白い仕事であれば、少々給料が安くても我慢できるし、充実した日々が過ごせると思う。
人の一生は短い、その短い一生の中で生きて行く為には働かなくてはならない。その中で働いている時間が一番長い。それならば、自分にとって面白い仕事を選び、それで、お金が得られるのであればベストだ。
時間の余裕はまだあるので、シッカリと何がやりたいのか考えて欲しい。目的があれば、その為には何をすべきかも分かるだろうし、勉強もする気になるだろう。
人生は短いから、無駄な時間は使って欲しくない。今まで、○○は勉強らしい勉強はしていない。学生最後の4年間、一度、本気で勉強してみたらどうだろう。○○は本当にやる気になれば出来ると思う。人は一生、自分で勉強しながら生きて行くが、今が先生に教えてもらえる最後の機会だ。

次に、大学でやることは、友達を造る事だ。友達がたくさんいれば情報も得やすいし、たとえば、パソコンで分からない事があっても、直ぐに教えてもらえる。パソコンは本を読んで自分で独学するよりは、人に教えてもらうのが一番簡単だ。
友達をつくるには、自分から積極的に話しかけていくべきだろう。待っているだけなら、それは難しい。隣、又は近くに誰かがいれば、その中に入って行く。
最初は勇気がいるが、そこから始めなければならない。教室の中でも、遠くにいないで、誰かの側に座り、何か質問でもしていいのではないか。何でも良いから話すきっかけを造ることだ。

お父さんの生き方は、出来る限り敵をつくらないで、誰とでも付き合う事だ。少々性格が悪かったり、変わった人でも、探してみれば何か一つぐらいは良いところがある。
今後も永く付き合わなければならない人であれば、まず、その人を好きになろうと努力する。誰でも何か良いところがあるはずだ。そして、その他の欠点には目をつぶる。
ただ、それ以上に、お父さんが人との付き合いで重要視しているのは、信義だ。お父さんは、絶対に付き合っている人は裏切らない。過去、お父さんが友人だと思っていた人が二人、お父さんを裏切った。それは、お金の為だったが、その二人とは絶交し二度と付き合わない。

次に、お父さんは、付き合っている人の為に、お父さんが何が出来るか考える。あまり見返りは考えない。お父さんは仕事でもそうだが、少々、人の付き合いで損をしても構わないと思っている。
それよりは、お父さんと付き合う事により、相手が喜んでくれたり、良い人にめぐり合ったと思ってくれれば嬉しい。
見かえりを求める気はないが、そのような付き合いをしていれば、本当に困った時、誰かが助けてくれる。『人は、一人では生きていけない。』皆で助け合いながら生きて行かなくてはならない。
それと、『人に迷惑をかける生き方をしてはいけない。』人を傷つけたり、物を盗んだり、嘘を言って人を騙したりしてはいけない。そのような事をすれば、自分も同じ事をされる。

ハッキリ言っておかなくてはならないが、○○は性格、考え方を変えなくてはならない。今のままでは、世の中で通用しないと思う。
何時も、自己中心的で、人の為に何かをしてあげると言う気持ちがない。お父さんが言っていることを本気で考えて欲しい。
今は、○○はお父さんのお金で食べて行けるが、大学を卒業したら、自分でお金を稼いで生きて行かなくてはならない。
甘えた考えで、自分勝手な行動は、その結果、自分を傷つけ、自分を苦しめる事になる。今までは、親の庇護の元で生活が出来たから、仲間がいなくても、勝手に生きて行けると思っているかもしれないが、これからは、そうは行かない。
一度、自分を見直し、反省し、自分を変える努力をすべきだろう。

二十歳といえば完全な大人だ。○○が大学に入り一年がたち、環境も変わり大人になったはずなのに、お父さんが見ている限りでは、高校時代の○○の行動と、ほとんど変化がない。もっと成長して欲しい。
ゲームだけで一日を過ごすなんてナンセンスだし、何にもならない無駄な時間を使っているだけだ。ましてや、ゲームの邪魔をされた程度の事で、家の中で怒鳴りまくるのはやめてくれ、皆の気分が悪くなる。
ゲームを楽しむのは悪い事だとは思わないが、ゲームが全てでは駄目だし、ゲームに逃げても駄目だ。もっと人と付き合わなくてはならない。

お父さんの経験では、一生の中で、大学時代が一番自由な時間があり、何でもやりたい事をやれる時だと思う。旅に行くのも良いだろう。
お父さんも、高校を卒業した春休み、九州、四国を一人で旅をしたし、ヨーロッパだって一人で一ヶ月旅をした。
一人旅が良いのは、時間が自分の自由になる事、目的地だって、その時の雰囲気で変更するのも勝手、それよりも、一人旅に出ると人と話がしたくなり、近くにいる人に自分から話しかけるし、相手も話しかけてくれる。外国旅行でも同じだった。日本人の団体旅行では、中々外国人と話す機会がないが、一人旅だと、「お前は日本人か?などと」話しかけてくれる人もいる。○○も、一度一人で旅に出るのも良い事かもしれない。
何しろ、人と普通に話し合い、友達や、仲間を創る努力すべきだ。何度でも言うが、人は一人では生きていけない。

それから、新聞も読むべきだ。新聞の中には一番新しい情報がある。見出しだけでも相当な事が分かる。一般的な常識がないと、人との会話も出来ない。
自分の趣味とか、ゲームの話だけでは会話にならない。会話をするには、色々な事を知っていなければ出来ないし、話題が豊富だと、色々な事が話せる。話が弾めばお互いが楽しい気持ちになれる。
そして、会話で一番大切なことは、まず、相手の言う事を良く聞いてあげ、それに対して、適切な返答をしてあげる事。
自分が一人でシャベリ捲くるより、まず先に、相手に話させる方が、相手の考え方が良く分かり、相手がどんな人か良く分かる。

○○の大学生活、学生時代は残り3年しかない。それ以後は、自分で働いて生きて行かなくてはならない。時間はそれ程ないぞ。無駄な時間を過ごさないで、将来自分が何をするのか、真剣に考えて欲しい。
フリーターなんて者は、無職と同じだから、世間からは相手にされない。生涯をかけて、やりたい仕事を探す事が必要だ。

○○への第1回目の手紙を書いた時と同じように、この2回目の手紙を書くのも、相当時間がかかった。お父さんが、何故、これだけ時間をかけて、○○に手紙を書くのか。それは、どうしても、○○の人生観を変えたいからだ。今のままでは、○○の将来が不安だからだ。
もっと心を大きく持ち、人に対して、思いやりのある、優しい気持ちを持った人間になって欲しいからだ。『ケンカは、勝っても、負けても誰も得をしないし、後味が悪いだけだ。』
小さい事には目をつむり、皆で仲良く生きて行きたい。せめて家族だけでも。

お父さんが○○に書いた、前回の手紙と、この手紙と両方共読んで、一度、○○の考えを、お父さんに話して呉れないか。○○がどのように感じてくれたか、お父さんも○○の気持ちを聞いてみたい。」

ここからは手書きで、
「2003年5月12日(平成15年)
父より

○○へ

○○が心を開いて、お父さんと話をしてくれるならば
いつでも時間はつくるよ」

11年前、俺が二十歳の頃の手紙だな。

ディスクを替えたけど、やっぱり「のぼうの城」が読み込めない。
糞。
ネットの動画サイトで観るしかないか・・・

現在午後16時47分。
今から動画サイトで「のぼうの城」を観ていこうと思う。

動画サイトの音量があまりに低いので、PCの音量を100にした。
これまでは67だったけど。

現在午後18時09分。
今日も「英会話・ぜったい・音読」の練習をした。
1分間で読み上げられた単語数が1週目の時が122語で、2週目の時が132語だったのに対し、3週目の今回は152語まで上がった。

現在午後19時41分。
動画サイトで「のぼうの城」を半分くらいまで観た。
めっちゃ面白い・・・
「軍師官兵衛」にしろ「のぼうの城」にしろ、幕末以外の侍物を敬遠してきたけど、面白いじゃないか。
これからは歴史物にもハマりそう。

現在午後21時53分。
俺の20代最後の日に親父が観に行ったという「のぼうの城」を動画サイトで最後まで観終わった。
良かった。
心に響いた。
面白かったわ、親父。

親父が手紙の最初の方で「昨年で最後になる城崎の家」と言っているのは、城崎の家はあまりにボロかったので改装したのだ。
「その改装前の家で最後に暮らせて良かった」という意味。

数年ぶりにYouTubeにログインしてみた。
俺がニコニコから転載してきて、英語で紹介をしている「踊ってみた」動画にめっちゃ外人のコメント付いてる。
ちょっと嬉しい。


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リュカ

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