電車に乗っている夢を見た。 俺は電車の中でDQNの大将みたいな奴と話してる。 どうやら、知り合いだという設定らしい。 そいつがあまりに調子に乗りすぎていたからか、そいつは乗客の中にいたヤクザのおっさんみたいな奴にぶん殴られて首の骨が折れてしまう。 胴体から首がダランと垂れ下がり、ブラブラとゆれ続けていた。 それでもそいつは生きている。 また別の奴がそいつを殴る。 今度は、そいつの首が引きちぎれてしまう。 俺はそいつを殴った連中に愛想笑いを浮かべてる。 恐怖心から媚び売りみたいな意識が生まれたんだろうな、本当に情けない。 何故だか、俺はその首が引きちぎれたDQNの大将がまだ生きている事を確信していた。 そして、二度とそいつには遭遇したくないと願ってた。 しかし、同じ街に住んでいるのだから、いつか遭遇してしまうんだ、という事も杞憂していた。 今日は午後16時過ぎに目が醒めた。 寝起き後しばらく、布団の中でボーっとしていた。 自分が子供だった頃の事を思い出してた。 自分にそんな年頃の時代があったなんて、今となっては驚きだ。 ショタコンになる前、俺は今と違って年下の子を無条件で嫌う節があったと思う。 何故だろう。 幼い子供の記憶というものはあやふやだ。 俺は記憶し、記録する事に昔からある種の執着心のようなものを持っていたと思う。 たとえば自分が6歳の頃の4歳の子。7歳の頃の5歳の子。 「この子は、自分が今見て記憶しているものを同じように記憶出来ない。きっとあやふやになってしまう」 そんな頼りなさが嫌だったのかな。 自分が今見て記憶している事を同じように記憶してくれないなんて、あまりに寂しいじゃないか。あまりに悲しいじゃないか。あまりに虚しいじゃないか。 そんな感覚が強かったのだと思う。 なんとなく、そんな事を思い出してた。 現在午後18時00分。
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