雪山のスキー場みたいな所に駆り出される夢を見た。 多分派遣か何かだろう。 オーナーなのかリーダーなのか、16歳くらいの男の子が取り仕切っている。 俺も10代だという設定になっていた。 俺を含め、その場に駆り出された人間はツルハシやら針金の棒みたいな物を持たされ、色んな施設に掃除をしに行く。 足には、短いスキー板みたいなものを装着していた。 雪の上を滑りながら施設を巡る。 その過程で、何故だか他の連中と殺し合いをしなければならなくなった。 ツルハシや針金棒を武器にして、周りと戦う。 首がもげたり、ツルが頭にめり込んだり、雪景色の中に赤い血が飛び散ったり。 でも、痛みも恐怖感も存在しない。 むしろ、小学生時代に友達と遊んでいた時のような、何だかとても楽しい感覚。 その16歳の男の子も、俺にとてもよくしてくれて。 何だか凄く楽しくて、和める幸せな夢だったように感じる。 俺にとっての幸せは、夢の中にしか存在しない。 現実じゃ、こんな感覚に包まれる事はまずありえない。 この先歳を取っていくにつれ、そうした感覚に包まれるだろう機会を得る可能性もどんどん減っていくだけだ。 一生夢の中で生きていけたらいいのにな。 現在午後16時45分。
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