今日は午前3時頃に目が醒めた。 30分から1時間椅子に座っているだけで、すぐにフラフラと倒れこみたくなってしまう。 ここ数日もずっとそうだし、今日目が醒めた直後からもずっとそうなのだが、常に目の上に黒くて薄いカーテンがかかっているように視界もどこか薄暗い。 6月に入ってから今日までのこの7日間、肉はおろか野菜すら食べてないもんな。 6月に入ってから食費にかけた金額は、わずか918円。 殆どインスタントラーメン、ホットケーキ、100円ショップのスパゲティ、あとは水だけ飲んで食事を抜くとかそんなのばかり。 派遣の日雇い予約が出来た時、そこまで行くだけの電車賃を切らしてしまえば、その時点で全てアウトになってしまうから。 最低限電車賃を残しておかないと詰んでしまう。 栄養失調が出て着たのか。 タバコの吸い過ぎも原因なのか。 気力も体力も全く沸かなくなっている。 マンションの外にただゴミを出しに行っただけでも、すぐにヘトヘトになってしまった。 こんな状態で、もし仕事をゲット出来たとしてもまともに働く事なんて出来るのだろうか。 現在午前7時24分。
スーパーに行き、豚肉とキムチを買ってきて、豚キムチというものを作ってみた。 めちゃくちゃ美味しいというほどではなかったが、悪くもない。 でも、久しぶりにまともなものを食べたせいか、少し体調が回復してきたと思う。 所持金もあと残りわずかだけど・・・
メッセの子から、最近また不思議な出来事に関する相談を受けるようになった。 どうせこんな事を書いたところで、俺以外でこんな話をまともに信じる奴が居るとは思えないし、特に問題も無いだろう。 話としても飛躍し過ぎているし、 「こんな映画や漫画みたいな話がある訳がない」「妄想だ」「嘘に踊らされている」と鼻で笑って見せる連中が殆どだろうし。 もう2年前になるのだろうか。 メッセの子の友人のC君が亡くなった。 その後、メッセの子はA君という、とても強い霊能力を持った子と知り合い、友達になる。 A君自身は、生前のC君と全く面識を持っていない。 しかし、A君はメッセの子の周りで度々C君の存在を感じ取る事があったようで、よくC君についてメッセの子に話してくれたそうだ。 C君は今や物凄い力を持っていて、神様よりも力の強い鬼、よりも更に強い力を持っているとか。 とても自分の力じゃC君に太刀打ちできない、とか。 また、メッセの子自身もC君に夢枕に立たれた事があり、亡くなった後のC君と会話をした事があるのだそうだ。 夢の中でメッセの子とC君は、ある荒廃した土地に居たそうだ(この話自体数年前に聞いた事だから、うろ覚え)。 俺のイメージでは、「ブリーチ」という漫画に出てくる虚(ホロウ)という妖怪達の住む世界、みたいな風景が想像される。 話に戻る。 その時、C君自身、自分がこんな風になってしまった事(鬼や神様より更に強い力を持ってしまった事。何故、生前何ら心霊現象に関わる事がなかったC君がそんな存在になってしまったのかは未だに不明)に戸惑いというか、ぎこちなさを覚えているような様子だったらしい。 そして、C君はメッセの子に「これは本当は禁止されてる事なんだけどね」と告げたそうだ。 どうやら、これはメッセの子の夢の中にC君が現れたという訳ではなく、眠っているメッセの子の魂をC君があの世に呼び寄せてしまった、という事だった。 と、C君に関してはこんなエピソードを聞かされた事もある。 だから、俺の中ではメッセの子は「生きながらにあの世を見てきた事がある」みたいな認識だ。 C君関連以外でも、ここではまだ書いていないような不思議な話を今まで沢山聞かされてきた。 例えば、鬼に関する不思議な事件が何度も起きたり、夢の中で神様?みたいな存在に呼び出され、目が醒めたら普通では考えられない変化がメッセの子の身体に起きていたり。 で、そのC君だが。 もう1年くらい前からプッツリと姿を現さなくなっていたらしい。 A君はC君の姿を感じ取る事が出来なくなったそうだ。 そして、A君は「C君は消滅したんだ」と結論付けた。 このA君も並外れた力の持ち主で(人が頭の中で考えた事を正確に読み取り、メッセの子がA君に対して心の中で思った事、に対して『いや、そんなんじゃないよ』的に言葉に出して返答をしてきた、みたいな事も何度もあるとか)、A君に関しても今まで不思議な話を沢山聞かされてきた。 そのA君にさえ感じ取る事が出来ない=消滅した、との結論だろう。 で、ここからだけど。 そのC君が、最近になって再びメッセの子の前に姿を見せるようになったそうだ。 ある日、メッセの子がA君と一緒に買い物をしていた時の事。 二人でサラダを作る為にスーパーに来ていたらしいのだが、いきなりメッセの子が持っている買い物籠がグイと後ろから引っ張られたそうだ。 振り返ると、そこにはC君の姿が。 メッセの子は絶句する。 C君は「どこに行くの?」と訊ねてきたそうだ。 しかし、メッセの子はあまりの驚きでその場に凍り付いてしまい、全く言葉が出なかったそうだ。 すると、C君は「なんか空気悪い。また今度ね」みたいな事を言い、普通に人ごみを掻き分けて遠くに歩いていったそうだ。 C君は亡くなった時から全く歳を取っておらず、衣服も生前C君が着ていたものと全く同じだったらしい。 その場で凍り付いているメッセの子に、A君は「どうしたの?」と訊ねる。 メッセの子は事情を説明。 しかし、A君にはC君の姿が見えていなかったそうで、何故メッセの子がこんな風に固まっているのか不思議に感じていたらしい。 A君は人の心を読む事が出来るのだが、その時のメッセの子の心からは『サラダを作るなんて面倒くさい。やっぱりピザが食べたいな』といった全く見当ハズレな思考しか読めなかった、とか。 もちろん、メッセの子自身はそんな事は全く頭に浮かべずに、ただC君の出現に驚いていただけ。 A君はA君で、メッセの子が「やっぱりピザが食べたい」なんて考えているのに、思考とは裏腹に凍りついた様子で居るのが不思議でしょうがなかったらしい。そして、A君はその日はずっと、メッセの子がC君の存在を認識していた、という事を読み取る事が出来なかったとか。 しかし、翌日か翌々日、A君がメッセの心を読み直してみたところ、ちゃんとメッセの子がC君に遭遇した時の記憶を覗く事が出来たとか。 つまり、C君が霊能力を持ったA君に悟られないよう、A君が読み取るメッセの子の心を何らかの方法で擬装した、という事。 また別の日。 今度はメッセの子の夢の中にC君が現れたそうだ。 C君は「B君(メッセの子を慕っている子。生前のC君とも共通の知り合い)をほったらかしにするだなんて、○○君は酷い人だ!」とメッセの子を責め立ててきたそうだ。 確かに、メッセの子は自分をずっと慕ってくれているB君の事をずっと放ったらかしにしていて、まともに構ってあげる事も無くなっている。 夢の中でC君に責め立てられて、メッセの子もばつが悪いというか、後ろめたい気持ちになったそうだ。 メッセの子はC君に質問をする。 「今までどこに居たの?」と。 すると、C君は「今までガーネットスターっていう遠い星に居たんだよ。凄く熱い星なんだ」と説明したそうだ。 メッセの子はそんな星の存在なんて知らないが、後になってネットで調べてみると、確かにそういう星が存在するらしい。 とても遠く離れた星で、人類が辿りつく事は不可能らしい。 しかも、実際に灼熱の星だそうだ。 メッセの子はそんな星に関する知識は持ってないので、記憶が作り出した単なる夢だ、なんて事はありえない。 でも、「ガーネットスター」なんて思いっきり地球人がつけた名称だよな。 C君はどこでその名前を知ったのか。 まだ地球に居た時にその星の情報を仕入れ、「ここに行こう」という意思を持ってその星を訪れたからこそ、地球が名付けたその星の名称を知っていた、という事になるんだろうな。 もし現地に異星人が居たとして、その原住民から名称を聞かされたとしても、原住民が地球人が名付けたのと同じ名称で自分たちの星の名前を認識してるだなんて、絶対にありえないから。 その翌日。 またまたメッセの子はA君と行動を共にする。 そして、二人である駅に居たそうだ。 すると、またまた後ろからいきなり声をかけられ、振り向くとそこにはC君。 今度はA君にもC君の姿がちゃんと認識されたらしい。 A君は霊能力者だから、C君が一度プッツリ姿を消す前にも、C君の存在を認識している。もちろん、その当時のC君は幽霊みたいな存在なのでメッセの子達には見えないのだが、A君は視認してきたそうで。 しかし、スーパーではC君の姿を認識する事が出来なかったA君。 それを今目の当たりにして、A君も驚愕した感じになってしまう。 そして、C君はメッセの子に「100円だけ貸して。絶対に返すから!」と頼んできたそうだ。 メッセの子は恐る恐るC君に100円を手渡す。 すると、C君は70円くらいの切符を買って、改札口を抜けようとしたそうだ。(C君が亡くなったのは高校生の時だったけど、とても小柄で幼い子だったので、子供料金で切符を買ったのだと思われる) しかし、その時に偶然切符が詰まってしまい、改札口に通せんぼを食らってしまうC君。 C君は駅員のところに歩いていく。 驚いた事に、駅員にもC君の姿が認識出来たらしく、駅員も普通にC君に対応していたとの事だった。 「これを向こうの人(駅員)に見せたら大丈夫だから」と。 改札口を抜けて、ホームに行く2人とC君。 しかし、いきなりC君の姿が消えてしまう。 しばらくすると、メッセの子とA君の目の前にはB君の姿が。 メッセの子は驚き、「何でここに居るの?」とB君に問いかける。 するとB君は戸惑ったように「え、電話で××駅に行くって言ってたよね?」と。 しかし、メッセの子はB君にそんな事を告げた覚えは無いのだそうだ。 そこに、姿を消したはずのC君が再び現れ、「久しぶり!」と後ろからB君に抱きつき始めたそうだ。 そして、B君に抱きついたまま、トコトコと線路の方までB君を寄り切っていくC君。 メッセの子とA君は金縛りにあったように体が全く動かなかったそうだ。 そして、そこに電車がやってきて、C君はB君を抱えたままそのままホームに飛び込んだ。 メッセの子は「あああああああああああああああああ!!!!!」と凄い悲鳴をあげたそうだ。 A君は「幻覚を見せられてる!」と叫ぶ。 金縛りが解ける。 すると、周囲の人間の誰もその事故?を目撃した素振りもなく、ホームも何もなっていなかったとか。 でも、その時確かにメッセの子とA君はホームに飛び込むB君とC君の姿を目撃している。 音も鳴ったし、血も飛び散っていたとか。 しかし、その飛び散る血シーンというのが、どうもゲームの画面とかで使われるような、現実味の無い光景で不自然だったそうだ。 多分、C君自身電車の人身事故を目撃した事が無いからこそ、アニメやゲーム等、どこかから拝借してきたイメージをそのままメッセの子達に見せたからこそ、そんな不自然な事になったんじゃないかな、と。 メッセの子は慌ててB君の携帯に連絡を入れる。 しかし、B君はいつもと変わらない様子だったらしい。 幻覚。 メッセの子とA君は、メッセの子の自宅に引き返す。 A君はずっとパニック状態だったらしい。 何でも、C君からは人間としての気配も、また幽霊としての気配も感じ取る事が出来なくて。ありえないモノが目の前に居た、という事で訳が分からなくなっていたそうだ。 その日A君はメッセの子の家に泊まる。 そして、A君が一人でお風呂に入って頭を洗っていると、チョロチョロと頭に何かが垂れてきたそうで。 見ると、C君が浴槽の縁に立って上からA君におしっこを掛けていたとか。 そして、C君に「そんな中途半端な力で俺をどうにかしようなんて生意気だ」「もしおかしな事をするようなら〜」と。 A君自身パニック状態になってはっきり聞き取れなかったらしいのだが、そんな感じの警告を受けたそうだ。 そして、昨日メッセの子から訊いた話。 昨日から見て昨日、つまりこれは一昨日の出来事だそうだが。 A君が一人で街を歩いていると、またまたC君がA君の前に姿を現したのだそうだ。 C君はA君が自分に対して物凄く恐怖感を持っている事を認識しているようで、不気味な笑顔を作ってA君にじりじりと近づき、怖がらせようとしたそうだ。 A君は、自分の力じゃこのC君をどうする事も出来ないと、絶体絶命の気持ちになっていたそうだ。 そして、無駄だと分かっていながらも、もうそうするより仕方が無いからと、 「あああああああああああ!!!!!」とC君の顔面に思いっきり殴りかかってしまったそうだ。 こんな事をしても無駄なのは分かっていたけど、もうパニック状態になっていて、無我夢中にといった感じで。 しかし、意外な事にA君に思いっきり顔面を殴られたC君は、その場にうずくまって悲鳴をあげて泣き出してしまったそうだ。 鼻血が止まらなくなっている。 そこに、偶然その現場を見ていたおばさんがかけよってくる。 「何をしてるの!!!ちょっと、大丈夫!!?」と。 驚いた事に、このおばさんにもC君の姿が普通の人間のように認識されてる。 おばさんはA君に「何でこんな事するの!!!」と凄い剣幕でまくし立ててきたそうだ。 そしてC君は、鼻血と涙を隠すように顔を手で覆いながら、そのまま泣きながら走り去って行ったそうだ。 後になってA君から話を聞いたメッセの子によると、そんな仕草が本当に生前のC君そのままだ、と。もちろんA君はC君の仕草だなんて知る由も無い。 自分の霊能力じゃ絶対にどうあっても太刀打ちできないはずのC君。 そのC君が自分に殴られ、まるで人間の子供のように苦しみ泣き出してしまった事で、A君はますます訳が分からなくなってしまったそうだ。 そしてその晩。 A君が自宅で眠っていたところ、違和感を感じて目を覚ます。 するとC君が自分に覆いかぶさってゴソゴソとしていたらしい。 C君は「ヤバイ!気まずい!!」みたいに叫んで、そのままA君の部屋出て、階段を降り、A君の家から出て行ったそうだ。 A君は自分の家から出て行くC君の姿を、窓から確認したそうだ。 こんな夜中に自分の部屋に侵入してくるだなんてありえない。 家にはちゃんと鍵もかかっていたはずで、C君が物理的に入ってきた、というのは考えられないそうだ。 しかし、出て行く時は明らかに物理的に階段を降り、物理的にドアを開けて出ていったとか。 ここまでがここ数日から昨日にかけて、メッセの子から聞かされた話だ。 現在午後17時31分。 信じる奴は居ないだろうが、俺は普通に信じてる。 7年も付き合いのあるメッセの子が俺にこんな作り話をして見せるメリットは無いし、そもそもメッセの子とC君を引き合わせたのはこの俺だ。 C君はちゃんと実在していた男の子だし、メッセの子が自分の大切な友達の死をネタにするだなんて絶対にありえない。 色んな理由で信じてる。 これは今現在も進行中の話だし、この先どうなっていくんだろう。
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